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映画
「ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE」が盛り上がってきた
- 2007-12-27 (木)
- 映画
まずはこの画像をご覧ください。
元記事の画像に(ページの一番下)は、「まさに要潤の新境地」という持ち上げているんだか下げているんだかよく分からないキャプションが付けられています。しかしその表現は間違っていない。というかほんとここまでやってくれたんだ、要潤。ほんとすごいよ。仮面ライダーアギトで、G3ユニットを装着してた頃から、この人はなにかをやってくれる人だと信じてた。
小木のハマーは、規定路線といっていいほどの安パイですね。
小木はその昔、リンカーンのトッキリ企画で、喫茶店で注文したアイスコーヒーではなくメロンソーダが誤って出てきたときに、”アイスを食べてから"、オーダーが間違っていることを告げ、あらためてアイスコーヒーをもってきてもらうという小悪人ぶりを発揮していたので、それが十二分に発揮されればハマーもやりきってくれるでしょう。楽しみです。
ハマーの先輩・影千代を、板尾創路が演じているのもポイント高し。
ちょっと怖いな、と思うのが白川高菜。
一般人ながら、極度にテンパってくると、自分の思いとは裏腹なドSキャラになってしまうという相当エキセントリックなキャラなのですが、そのキレ具合が突き抜けているかどうか。ただのドSではなく、恥ずかしさを隠すためについついイキオイでドSになってしまうという役回りをどう演じられているのかがすごく心配です。
もいっこ不安の種、キム公をカルーセル麻紀が演じるのか。んー、どうだろう、ヘンにドタバタテイストにしちゃうんじゃないかな。大丈夫かな。
そんな心配をする方もどうかしていると思いますが。
そもそもキム公が出るってことは、そふとくり〜むのエピソードですか。公式サイトのストーリーを見ると、そふとくり〜むの面々とのバトルがラストの山場ってことになるのかな。となると当然、しげみちも出てくるよね?
個人的には、ポギーやハミィをフィーチャーして欲しかったところ。もしくは、ジョン太夫セガール。
いやだめだな、キャラが強烈過ぎて、ジャガーさんが食われる。でももし第2弾があるのなら、ハミィ、ジョン太夫セガール、ポギーは当然出てくるよね?
楽しみでありながら、誰が演じるのがベストだろう、と考えると夜も眠れない。Gacktがポギー役とかね。さすがにそれはないか。
1月12日の公開開始から早速見に行くことにする。
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百獣王ゴライオン スニーカーが出ているらしい
- 2007-12-26 (水)
- マンガ・アニメ
米国で百獣王ゴライオン(米国名、Voltron)のスニーカーが出ているらしい。全5種類、貧相なフィギュア付き。(ネタ元:GIZMODE JAPAN)
しかもリーボック製。なにやってんの、リーボック(褒め言葉)。2008年にはハリウッドで映画化されることになってますので、それを見越した商品なんでしょうが。 売っているサイズでいちばん小さいのが「8」。USの靴サイズ「8」ってことは、日本で言うところの「26.0 cm」じゃないですか。なんてこったい、大きいお友達用の商品だったなんて。子供用にしては値段が高いと思ったよ。ちなみに5種類の価格は以下のとおり。
| 黒 | 124.99ドル(約14,300円) |
| 赤 | 134.99ドル(約15,400円) |
| 緑 | 79.99ドル(約9,100円) |
| 青 | 79.99ドル(約9,100円) |
| 黄 | 99.99ドル(約11,400円) |
(1ドル=114円で換算)
なにこのあからさまな価格格差は!
たしかに形状がそれぞれ異なっていることもあるにしろ、ここまでの価格差になるなんて。面白いのが、主役の黒ライオンより、赤ライオンの価格が高いこと。なんでだろ。
ちなみに、5つ揃えればちゃんと合体しそう。5体合体といえば、ゴライオンはオンエア時の初合体はたしか5話目だったような気がします。リアルタイムで見てた頃、番組が始まって1ヶ月も経つのに合体しないなんてどうよ?って憤った記憶があります。(同様のもどかしさは、ゲッターロボ號でも味わいましたが)
あと主題歌。魂が奮い起こされるようなオープニングテーマなんですが、ずーっと「Give Up Say!」と信じていた歌詞が実は、「ギブアップせい!」という、あんさんどこの組の人でっしゃろと突っ込みたくなるような歌詞だったことが最近判明しました。日本は平和です、姉さん。
#全くの余談ですが、Wikipedia英語版の「Voltron」の項目が無駄に充実しててド肝を抜かれました。
#追記(1月7日)
社内から価格差についてツッコミが入りました。
ポンプフューリーが高くて、ポンプオムニ、ランニングシューズと価格差があるのは当然ですよー
黒と黄(ポンプオムニ)で値段が違うのは、多分、黒がオールレザーで、黄は一部ナイロンだからじゃないですかね。
ポンプはリーボックの技術ですからねー
NIKEのAIRみたいなもんです。AIRが入ってないランニングシューズが一番安いのは当然なわけです
なるほど。値段の差は、人気の差ではなく、純粋に商品の違いから来るものなのかぁ。奥が深いな、スニーカー道。
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スカパーで現在公開中の映画(単館系)を放送するらしい
- 2007-11-15 (木)
- テレビ
・DVDより早いPPV、スカパー!「もぎたて映画館」開設 (ITmedia)
主に上質な単館系映画を扱い、劇場公開と同タイミングもしくは上映終了直後に有料(PPV)放送する。放送チャンネルは、スカパー!およびスカパー!光のCh.174「パーフェクト チョイス」で、毎週金曜日の21時に初回放送を行い、週末には再放送も行う。料金は作品によって異なるが、劇場公開と同時の場合は1800円、DVD発売前の作品は800円から1500円を想定している。
おお、これは嬉しいかも。
単館系の映画って、見なきゃと思っている内に結局見逃してしまうパターンが多く、DVDで出ても気付かなかったりするので、良い企画ですね。(なんで今まで無かったんだろ?全国のニーズを足したら、そこそこビジネスとして成立しそうなのに)
ただ、やはり料金が高いかなぁ。
同時期に公開しているのに、映画館とスカパーとで価格設定が違っていたらまずい、という判断なんでしょうが、自宅で見る方が画面が小さいし、映画館の場所だって占有しないし、ってことでもうちょい割安にならんもんでしょうかね。1,000円くらいで。
(複数人で見るんだったら、割安か。。)
今までに単館系で見た作品は、えびボクサーくらいだったりします。
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突き抜けっぷりが気持ちいい、妖星ゴラス
- 2007-10-24 (水)
- 映画
1980年代の某日、地球に大隕石が接近していることが判明する。「妖星ゴラス」と名付けられたその隕石(黒色矮星)は、地球の引力の6,000倍をほこり、地球に接近すれば、致命的なダメージを与えることは間違いなかった。そこで、地球人類がとった手段とは、、、、
というわけで、今回取り上げるのは映画「妖星ゴラス(1962:東映)」です。地球に大隕石(or大彗星)が接近するというシチュエーションで、多くの映画が封切られてきましたが、その中でも異彩を放っているのが、この「妖星ゴラス」なんですよ。
隕石接近モノといえば、巨大隕石にハッパを仕掛けに行く「アルマゲドン」、巨大彗星にブラックホール化した木星をぶつける「さよならジュピター」、宇宙戦艦ヤマト2の「白色彗星」などがあります。
これらの作品と「妖星ゴラス」は、何が違うのか?
ほとんど(というか妖星ゴラス以外)の隕石接近モノは、隕石が地球に接近する前に、何とかしようと、人類が頑張るわけです。隕石を破壊するとか、軌道を変えるとか、そーいう努力をね。
「妖星ゴラス」は、違います。隕石には手を触れません。なんつっても、質量6,000倍ですからね、歯が立ちません。ということは、残った選択肢はひとつ。地球を動かしちゃいます。
わぁぁ、隕石だぁぁ、危ないから避けちゃえ、ヒョイってなもんです。
そんなアホな、、、と思われる人もいましょうが、それが現実です。ツライからといって目をそむけてはいけません。
「妖星ゴラス」が接近していることを知った人類は、南極に核融合ジェット推進装置を作り、地球を動かそうとする。限られた日数の中で、事故は起きる、怪獣は出てくる、しかも妖星ゴラスは日に日に質量を増大させていく、核融合ジェット推進装置は完成するのか?地球は、妖星ゴラスを避けられるのか?
ま、避けられるんですけどね。
んでも、質量6,000倍の隕石って、すごすぎ。太陽系最大の惑星、木星ですら、地球質量の318倍ですからね。そりゃ避けるしかないわなって思えちゃう。
この妖星ゴラスの設定って、絶対おかしいと思うんですよ。
地球を動かすってそんな無茶な、、て誰でも思うはず。だって地球は猛スピードで太陽の周りをグルグル回ってるんですよ。しかも絶妙な位置関係で太陽の恩恵を受けているわけです。ちょっとでも内側に入れば、地球気温はバンバン上昇し外側に動けば、寒冷地獄に陥る。あと、月はどーした。ほったらかしか、おい。
ツッコむところは無尽蔵に出てきます。
でも、ここで、ふと考えます。地球を動かすことは、もしかして可能なのか?って、考えがアタマをよぎる。よぎんなよって思われる方もいましょうが、ここまで大風呂敷を広げられると、感覚がマヒしちゃうのですな。科学的整合性もまるっきり放棄して、物語はひたすら人間ドラマに終始します。当時は、米ソが冷戦中なので、とりあえずそーいうわだかまりをひとまず置いといて、協力しようとか、国連に予算が無いんで、計画が進まなくて一悶着あるとか、案外しっかりとした流れで物語が進んでいきます。
トンデモ映画でも、平成ゴジラシリーズに比べて、妖星ゴラスの評価がそんなに低くないのは、しっかりとした脚本のせいではないかと思うのだ。でも、科学的考証は最後の最後までほったらかし。気持ちいいくらいにバッサリと。
「これから地球の位置を戻さなきゃ」「これからが大変だ。でもがんばろう」っつって、今度は北極にジェット推進装置を作るぜ!って感じで終劇を迎えるんですが、、、、まてまてぃ、そんな悠長なことを言ってていいのか?!
宇宙ってのは、地球上ほど、抵抗があるわけじゃないので、一旦加速がついちゃうとグングン、スピードが上がっていくわけで、北極にジェットが出来る前に、人類は滅亡しちゃう可能性大だぞ。
そんな観客のツッコミだけを木っ端微塵に砕いて妖星ゴラスは、宇宙の彼方に去っていきました。
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悲恋は悲恋のままで、バタフライ・エフェクト
- 2007-09-07 (金)
- 映画
来月には「バタフライ・エフェクト2」が公開されることもあり、復習も兼ねて映画「バタフライ・エフェクト」を見た。
映画館で一度見たのだが、DVDではおまけとして別エンディングが2種類4パターン用意されているとのことで「ぽすれん」で借りてみた。
「バタフライ・エフェクト」は、過去のターニングポイントに遡って、歴史を変えることができる男が主人公の話なんですが、過ちを犯すまいとして、過去の出来事に干渉すると、現在の境遇が変わってしまう。トラブルを回避するために良かれと思ってやったことにより、現在では誰かが不幸になっている。じゃあもっと遡って、歴史をイジったら今度は別の誰かが不幸になっている。何をどうあがいてもバッドエンディングしか待ってないような世界で、孤軍奮闘するんですな、主人公は。詳しくは見てからのお楽しみってことで。
お楽しみの別エンディングは、本編とは異なるラストシーンの数十秒がちょこっと流れるだけなんで、軽く肩透かしをくった様な気分。
それが2パターン、それぞれに、そのままバージョンと、監督のツッコミ音声が入っているバージョンが用意されているので、計4つのエンディングが用意されている。
監督ツッコミ入りバージョンを見ると、やはり本編で流れたエンディングが正解なんだなぁと実感する。こーいうエンディングだったらいいのに!と思うエンディングが別エンディングとして用意されているんだけど、やはりしっくりこない。
タイタニックを見て、ふたりとも生き残ればいいのに!と涙した人は数多くいると思うが、実際にそーいうエンディングだったら、いまいち感情移入できないのではないだろうか。そーいうことである。やはり悲恋は悲恋として成立するからこそ、作品が生きてくるのである。「悲しいけどこれ、現実なのよね」とスレッガー中尉も言ってましたしね
なお、レンタル用ではなく売られているDVD版には、さらに別エンディングがひとつ加わっているらしい。興味があるにはあるけど、また悲しくなってくるのでやめとこ。
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いまさら、少林サッカーを大絶賛してみる
- 2007-09-06 (木)
- 映画
少林サッカーは、その破天荒なストーリー、あるいはWカップに合わせて公開というナイスなタイミングで、話題になった映画だ。知らない人のために、まずはあらすじ
その昔、黄金の脚と呼ばれたサッカー選手「ファン」は、八百長試合にハメられた挙句、サッカー選手生命を絶たれてしまい、失意の日々を過ごしている。そんな彼の前に表れたのが、少林拳を世間に広めたいと夢見ている青年「ハン(演:周星馳)」だった。
ハンの卓越した脚力を目の当たりにしたファンは、サッカー選手としてスカウトし、サッカーチームを結成する。
そして社会の底辺でうだつの上がらない日々を送っているハンの兄弟弟子達も巻き込み、少林チームは、鍛え上げられた少林拳の妙技を引っさげ、サッカー大会に挑むのだった。
主演の周星馳(チャウ・シンチー)は、香港映画随一の著名人で、「不夜城」を書いた「馳星周」の元ネタとしても有名である。
その周星馳は、この映画に並々ならぬ決意を抱き、制作したという。
その一端が、出演者に垣間見ることができる。
主人公のチームメイトは、過去に少林寺で共に学んだ兄弟弟子なんだけど、これがまるで冴えない。極度の肥満体に成り果てた弟弟子。旋風脚という華麗な足技の達人は証券会社に勤めるバーコードおやじ。他にも、うだつのあがらない人生をおくっている兄弟子、失業中の兄弟子など、冴えない人間のオンパレードだ。
そーいうパッとしない人間を集めて、人間賛歌を高らかに謳いあげているのか、といえば、さにあらず、ただ単純に「自分が最もカッコよく映るために、冴えない人間を集めた」らしいのだ(周星馳:談)。
これは彼流の諧謔(かいぎゃく)なのかもしれないが、あながちウソにも聞こえない。周到なマーケティング、周星馳のネームバリュー、そーいうしゃらくさい商業主義をくそ蹴散らして、周星馳のリビドー全開の映画に仕上がっている
ジェームス・キャメロンは、映画制作の不足分に自ら出資してまで、タイタニックを完成させたが、周星馳もそれほどの執念を燃やして、少林サッカーを世に放ったのだ。最高レベルの私的映画だから、美味しい思いをしたいのも、うなづける話である。
ところが、ただの自己満足映画に終わらないのが、この映画の凄いところで、良質エンターテイメント映画に仕上がっている。
見終わった後に、人生がガラリと変わるとか、目からウロコが落ちるとか、身長が伸びるとか、恋人ができるとか、宝くじに当たるとか、そーいう効能はないけれども、スカッ!とした爽快感を味わえる。これは間違いない。
演出面で特筆すべきは、CGと実写の融合だろう。かなりの割合で、CGが用いられているのだが、使われ方が巧みだ。
CG技術は、現実に有り得ないシーンをリアリティを持って再現することに成功はしたものの、それが説得力を持たせられているとはいい切れない。どれほどCG技術が発達しようとも、超えられない壁はあるのだ。ジュラシックパークのよーに、恐竜がスクリーンに出てきたとしよう。たとえ、それがリアルの極致であったとしても、観客の頭の片隅に「恐竜は絶滅してこの世にいない」という情報がインプットされている限り、真のリアリティは訪れない。「よく出来ているなぁ」と思われるのが関の山である。
ご存知のよーに、香港映画にはお家芸ともいうべき「ワイヤーアクション」がある。役者の身体にくくりつけたワイヤーを裏方の人力で操作し、超人的なアクションをさせるという力技である。カンフー映画で、悪役が何メートルも派手に吹っ飛ぶシーンを見たことがあるだろう。あれがワイヤーアクションの真骨頂である。CG技術と対極にある演出技術といってもいい。
「少林サッカー」では、ワイヤーアクションとCGが上手く使い分けられている。多くのシーンでCGが用いられているはずなのだが、「香港映画=ワイヤーアクション」の図式があるため、CGシーンであっても、ワイヤーアクションを意識してしまい、それが「実」に見えてくるのだ。よく考えると、いくらワイヤーアクションでは無理だろーな、なんて「虚」に気付く。
「実」と見せかけて「虚」、「虚」と思えば「実」。
「虚」と「実」が入り乱れてリアリティを醸し出しているのである。
さて、少林サッカーは、ベタベタのコメディである。
どこかの映画批評サイトで、笑いがしつこい、と評されていた。たしかにベタベタな笑いが、これでもか、と注がれている。上品であるとはいえない。拒否反応を示す人もいるだろう。
がしかし、いま、日本テレビ界でのお笑いが、いき過ぎともいえる過剰規制によって、活力を無くしている状況下で、プリミティヴな笑いのエッセンスは逆に新鮮に映った。
僕は、ベタベタな笑いが好きなのだ。吉本新喜劇のよーな予定調和のベタベタな笑いではなくて、タライがどーんと落ちてくるとか、志村うしろうしろーとか、切羽詰った坂上二郎のリアクションとか、そーいうヤツだ。
なんつーか、、、
小難しいことは抜きにして、スカッ!と笑い飛ばそうぜ、兄弟!なのである。ぜひ。
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笑拳は吹き替え版を見るべし
- 2007-09-02 (日)
- 映画
ジャッキーの映画をテレビでやってるとほぼ見入ってしまう。「~モンキー」シリーズならほぼ100%見る。あーこれ見たことあるからいいや、なんてことにはまずならない。
「カンニングモンキー天中拳」「クレイジーモンキー笑拳」「スネーキーモンキー蛇拳」「ドランクモンキー酔拳」がその「~モンキー」シリーズだが、皆さんもどれかひとつくらいは目にしたことがあるのではないだろうか。
これらの話は、ヘボヘボ主人公が苦しい修行を経て最後には悪漢を倒す、というフォーマットを踏襲している。要約が1行で済んじゃうほど、簡単明瞭なストーリー展開だ。前出の「木人拳」はもう少し人間ドラマが織り込まれているが、基本的なプロットは同じである。
これらの作品のキモは、辛い修行を経て悪漢を倒したときのカタルシスではないだろうか。笑拳の場合は、
成龍は祖父と隠遁生活を送っている。カンフーの達人である祖父は、常に命を狙われているのだ。だが、そんな事情を知らぬ成龍は、町道場で祖父直伝のカンフーを披露し、それが元で追手に祖父の居場所を知られてしまう。意気揚々と帰宅する成龍を待っていたのは、追手に襲われていた祖父の姿だった。病に冒されていた祖父に反撃する力はない。勇んで助けに入ろうとする成龍。だが、謎の老人に羽交い締めにされ、助けに入ることが出来ない。成龍はなす術なく目の前で祖父は殺される。
老人に怒りをぶつけると、老人は言う「私はお前の祖父と兄弟弟子だった男だ。おまえが出ていっても返り討ちに遭っただろう。だから私の修行で力を付け、仇を討つのだ」
成龍は老人(名前を八本足という)の元で厳しい修行に望む。成長した成龍に八本足は彼ら流派に伝わる秘伝を伝授する。喜怒哀楽の感情をコントロールすることで、己の潜在能力を引き出し、また相手の戦闘意欲を奪ってしまう奥義だった。修行に励む彼らにも追手の手が伸びてきた。3人の使い手を撃退した成龍の前に、大将格の使い手が現われる。ヤツこそが成龍の祖父を殺した男だった。怒りに身を任せて襲いかかる成龍。だが、直前の闘いの疲れもあり、男に歯が立たない。一時距離を置く成龍の脳裏に、八本足の言葉がよぎる。感情をコントロールするのだ、と。呼吸を整え、力をみなぎらせていく成龍。
第2ラウンドが始まる。(ここら辺からBGMで笑拳のテーマが流れ出す)喜哀楽の型で男を翻弄する成龍。攻撃にされる度に「泣き」「笑い」「喜ぶ」成龍の姿に男はペースを乱され、次第に劣勢に追い込まれていく。 疲れ果てた男に成龍は「怒」の型でトドメを刺すのだった。終劇
しまった。カタルシスを感じる箇所を書き出そうとしたら、粗筋を丸々書いてしまった。これでは浜村淳の映画レビューと同じじゃないか。まぁいいや。
こないだ、スカパーのあるチャンネルで笑拳をやってたので、喜び勇んで見たら、これが字幕スーパー版。「笑拳」の字幕スーパー版なんて初めて見たけど、これがいただけない。前出の粗筋で書いたBGMが流れないのである。
劣勢を挽回していくプロセスにおいてこのBGMが流れないのはイタイ。なんとなく勝っちゃった、って感じがするのだ。
というわけで見るんだったら、おなじみ石丸博也の吹き替え版をオススメします。
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翼よ、あれがタイムパラドックスの光だ。ゴジラvsキングギドラ
- 2007-09-01 (土)
- 映画
ヘンな映画を見ると、逆にワクワクする。B級嗜好が日々加速しているよーな気がしてならないが、今回ご紹介の「ゴジラvsキングギドラ(1991年)」(以下ゴジギド)」も最初の数分だけ、でビビビッ!とB級センサーが反応した。見終わった後は、センサーの針が振り切れるくらいのB級ぶりだった。サイテーでサイコーである。
何が「ゴジギド」を最強のB級映画にたらしめているか?
それは、ひとえに「タイムトラベル(時間旅行)」モノであったという一点に尽きる。詳細は置いといて、まずは、冒頭のあらすじ。
現在の日本に、23世紀から未来人がタイムマシンに乗ってやってくる。
彼らは、23世紀でゴジラが大暴れして大変なことになっているので、ゴジラをこの世から葬ることにしたと告げる。ゴジラは、第二次世界大戦中にラゴス島に生存していたゴジラザウルスが、終戦後近海での水爆実験により、巨大化しゴジラとなったという。だから未来人は、ゴジラを誕生させないために、戦時中のラゴス島に行き、ゴジラ化する前に、ベーリング海に移動させようというのだ。
折りも折り、現代日本にゴジラが接近していることが判明し、その被害を憂慮した日本政府は、未来人の申し出を受けることにする。
そして、未来人と戦時中のラゴス島関係者など現代人3名は、戦時中のラゴス島にタイムトラベルし、ゴジラザウルスをベーリング海に転送する。無事ゴジラザウルスを転送できた一行は、ホッとした面持ちで現代に帰還する。がしかし、新たな事実が彼らを待っていた。「ゴジラ反応は消えたけど、代わりにキングギドラが現れた!!!」
とりあえず序盤の20分くらいのあらすじ終わり。
まず未来人が、チャックウイルソンってところで、B級センサーがビンビン反応する。大森監督は、よりによって未来人にチャックウイルソンをキャスティングしたんだろうか?プロデューサーの強い意向なのか?謎だ。しかも片言の日本語を話させている。もちろん演技なんかなっちゃいない。
もしも翻訳機が進歩したのであれば、チャックに英語を話させて、日本語をかぶせればいいし、もし日本語が世界共通語となっている、もしくは未来人は多言語を話すことが出来るというのであれば、ピーターバラカンあたりの日本語の流暢な人を充てればいい(ピーターバラカンが出演するとは思わないけど)。
観客はチャックで先制パンチを受け、そこでまず全ての思考能力を奪い去られる。
この映画は考えてみちゃダメなんだなぁと再認識するのである。そしてタイムトラベルとなると、さらにB級暴走は加速していく。もう止まんない。
あらすじにも書いた通り、ゴジラザウルスをベーリング海に転送しひと安心かと思いきや、現代に戻ってくると、日本は新たな脅威に晒されている。
「ゴジラ反応は消えたのだが、今度はキングギドラが現れた!!」ってそーいうことを言うのだ。本当に!!
すっげー!タイムパラドックス!!
奥さん奥さん、これがタイムパラドックスってやつですわよ。
僕は、ここまでタイムパラドックスについて無頓着な映画を知らないし、多分これ以上に無頓着な映画は出てこないと思う。映画バックトゥザフューチャーや漫画ドラゴンボールでタイムトラベルは扱っているんだけど、深く突っ込めばアラが出て来るとはいえ、説明をしようとする意思は感じた。頑張って辻褄を合わせようとしていた。この意思が、大切。たとえ科学的・論理的に間違っていてもハッタリを貫き通すことにSFの面白さがある。
「ゴジギド」にはそーいう意思は全く感じられない。ゴジラは娯楽映画だから細かいこといいじゃーん、って人もいるんだろうけど、その大味な部分がゴジラ映画をつまんなくしてるのだ。って、いかんいかん、そーいうB級テイストを楽しもうというコーナーだった。
どこら辺がタイムパラドックスなのよ、そもそもタイムパラドックスってなにさ。
っていぶかしげな人のためにちょいと説明。タイムパラドックスっていうのは、タイムトラベルで過去に行った場合、色々と矛盾点が出てくることを指す。
たとえば、過去に行って自分の祖先を殺しちゃった場合、どーなるか?
祖先がいなくなるから、現在の自分もいなくなる。現在の自分がいなくなるってことは、過去に行って祖先を殺しちゃう人間がいなくなる。ってことは現代の自分は存在してて、んで過去に行って祖先を殺しちゃって、、、、、ってな感じで堂堂巡りで、頭がこんがらがっちゃうじゃない。それがタイムパラドックス。
ゴジラの場合も同じ。過去に行って、ゴジラの誕生を阻止したとすれば、未来においてもゴジラはいないわけで、そーすると、未来がゴジラによって脅かされることもなくなり、ってことは未来人が現代に来ることもないわけで、そもそもゴジラが現れないということになると、ゴジラに殺される予定の人達も、健在になっちゃうわけで、未来図にも多大な影響が出てきちゃうし・・・Theタイムパラドックス。
とにかく未来においてゴジラが出てきたから、過去に行ってゴジラの誕生を阻止しましょ♪そーしましょ♪
なーんて簡単な問題じゃないのだ。ほいほい手を出しちゃいかんのよ。
それをやっちまったのだ、大森監督は(脚本も大森一樹)
7万歩くらい譲っても、戦時中から現代に帰還した未来人&現代人一行に向かって、「ゴジラ反応は消えたのだが、、、」というシーンはあまりにも酷すぎる。だ・か・ら~、過去の時点でゴジラがいなくなったってことは、ゴジラ反応が消えたとか何とか言っちゃう前に、現代においてゴジラは初めから存在しないんだってば。
んで、ゴジラザウルスをベーリング海に転送した際に、未来人はグレムリンに出てくるギズモのような小動物3匹をこそっとラゴス島に放つ。それが、水爆実験の影響で、3首竜のキングギドラになっちゃった、って設定なのだ。深く考えちゃダメだ。深く考えちゃダメだ、、、と言いきかせても、自分の心にウソはつけない。なんじゃそりゃ!
水爆はなんでもありか!!ありなのか!!
ゴジラザウルスが、水爆実験の影響で巨大化してゴジラになったのを、200万歩譲ったとしても(譲んなよって心の声が聴こえる)、3匹の小動物が水爆実験で、巨大化のみならず「合体」した、、、って一体どーいう生物なんだ。
そんな水爆あるなら、オレとキムタクをラゴス島に送りやがれってなもんだ。合体しちゃるわい。巨大化しちゃるわい。
とにかくもう前半の20分だけでこれだけツッコミポイントがあるのだ。
1時間半の中では、もう想像もしたくないほど、ツッコめる。こーいう映画が商業ベースで上映されたことを神に感謝したい。っていうか、一緒に神に感謝しようよ、ね、大森監督。
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