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R-1ぐらんぷり2009雑感

今までのR-1で一番楽しめたかも。全然面白くなかったって人は皆無でした。今までのR-1であればひとりやふたりはダダ滑っている人がいるものなのですが、今回はそういうことはありませんでした。優勝は中山功太でしたが、あれはないなぁ。っつーわけで100%私的なランキング。

順位 氏名 感想
1位 バカリズム ダントツで面白かったですね。シュールであれだけの引き出しを持っているってところは賞賛に値すると思う。独りよがりではないシュール、笑えるシュールってのはこういうことを言うんでしょうね。
2位 山田よし フリップ芸なんですが、テニスのスコアから徐々に崩れていって、最後あたりはしりとりになってしまっているところがなんとも面白かったですな。前回は北の国からの五郎さんにこだわってドロ沼に入っていった印象がありますが、今回はそこまでゴルゴ押しではなかったのがいい感じでしたね。
3位 あべこうじ どうせまたビミョーな空気にしてしまうんだろ?と斜めに構えて見てたんですが、なかなかどうして今までのR-1の中で一番面白かったのではないでしょうか。ネタの構成自体はそんなに変わってはいないけど、途中でちょっと強めの口調でツッコんだりして、緩急が付いていたように思います。
4位 中山功太 つまんなくはないけど取り立てて面白い訳ではない、という感想。間が悪い、というか、あの時報のタイミングは尺を取り過ぎなんじゃないかと思うのですが。
5位 エハラマサヒロ ふるーつぽんち村上の勘違いキャラにかぶっているようで、心の底からは楽しめなかったですね。村上キャラを知らなければもっと面白かったかも。
6位 夙川アトム この人のネタって、赤ずきんちゃんと浦島太郎しか見たことがない。ちょっと食傷気味。
7位 サイクロンZ そこまでネタの完成度が高くないと感じたのですがいかがでしょうか。
8位 岸学 24見てないんでイマイチピンとこない。
9位 鳥居みゆき まぁこの人はこのままこんな感じで。
10位 鬼頭真也 たぶん、頑張っていたで賞があれば、この人が確実に受賞していたでしょうね。よくできていたネタだけど、それ以上でもそれ以下でもないって感じかな。

えー、6位以下はそんなに差はありません。6位以下の人もそれなりに楽しめましたよ。

あとはネタ以外の感想をいくつか。

・審査員は酷かったですね。点数を付けるのに慣れていないために前半に飛ばしすぎ、後半に行くほど高得点を付けざるを得ないという、インフレ現象が起きていました。堺マチャアキ、清水ミチコ、江川達也あたりは存在意義があったんでしょうか?

・会場に芸能人を呼ぶの止めたら?それより審査員のコメントをもうちょっと多く聞くとか。んで、審査員席の横に、セットが見切れて小道具・大道具がしっかり映っていましたよ。

・敗者復活の2名が最下位、ブービーという結果になりましたが、これは順番のあやってことなんでしょうかね。

新聞サイトは、RSSよりもパーマリンクを優先すべし

あの「見出しにこだわる」読売新聞がニュースのRSSを配信–ブログパーツも提供 (CNET Japan)

 読売新聞のYOMIURI ONLINEがRSS配信を始めたそうな。何をいまさら、というか、むしろニュースなんかにせずこそっとやった方がよっぽど恥を書かなくて済むんじゃないだろうか。
 特に↓こういう発言とかどの口から出るのか不思議でたまらない。

うぬぼれかもしれないが、読売新聞がRSSを配信するということは新聞業界的にはかなりのインパクトがあるのではないだろうか。他社は目を丸くするだろう(読売新聞グループ本社 社長室 知的財産担当 幹事 川内友明氏)

 誰か川内さんに教えてあげた方がいいんじゃないでしょうか。うぬぼれどころか滑稽ですよって。ジョークとしても笑えませんよって。

 「新聞業界的に」って具体的にどこを差すのだろうか。MSN産経ニュース、毎日.jp、asahi.comあたりはすでにRSS配信してるし。スポーツ紙、地方紙もすでにやっているところは多いだろう。CNETの記者もツッコめばよかったのに。「え?いまさら?」

 ま、いいや。そんな与太話は置いといて。
 僕が新聞社サイトに求めるのはパーマリンク性の保持。一旦アップした記事をホイホイ削除するなよ、ということだ。

 大手新聞サイトは大抵、ニュース記事を数ヶ月で削除してしまう。そのため、すごく良い記事があっても紹介し辛い。インターネットが他のメディアと異なるのは、速報性、双方向性、そして蓄積性だ。膨大な記録がネット上に蓄積していくことで、知の共有が図れるのに、なぜ記事を削除していくのか。消すなバカ!と声を大にして叫びたいくらいだ。せっかく紹介しても数ヶ月でリンク切れ、印象が悪くなるのは紹介したサイト、なんて事態は全く考慮されていないのな。読者の利便性なんてどうでもいいんでしょうよ。

 asahi.comには「アサヒ・コム プレミアム」という有料サービスがある。中でも一番高額なのは、月額3,150円のパーフェクト Fullコース。このコースで何ができるかと言えば、

・朝刊の主要記事「ニュースダイジェスト」を最大、過去3カ月分閲覧
・朝日新聞の朝刊に掲載される「社説」「天声人語」を過去3カ月分閲覧
・1984年から現在までの朝日新聞、週刊朝日、AERA、知恵蔵の記事が検索し放題!(記事全文の閲覧は別料金)

 ほんと、購読者をなめんてんのか!と怒りに震えるくらいしょぼい内容。
 これでよく月額3150円取ろうという発想が出てくるな。The殿様商売。せめて社説や天声人語くらいは過去分全部閲覧できて当たり前でしょうよ。
 記事が検索し放題ってなに?3,150円も取ってんのにさらに記事は従量制って、AVサイトでもそんなあこぎな商売してねーよ。

 見出しも財産、記事も財産、だから安売りしない!っていうならネットから撤退すればいいのに。むしろネットで読めないのか、って購読数が増えるかもしれませんよ。

[レビュー]ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE(ネタバレ有りバージョン)

 前々から気になっていた、「ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE」をやっと見てきた。ネタバレしてますので、まだ観ていない方は下のネタバレ無しバージョンをお読みください。

[レビュー]ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE(ネタバレ無しバージョン)

 あらすじはこんな感じ。

 大学進学も就職も諦め、ギタリストとして成功を夢見る「酒留清彦」(演:大村 学)は、あるオーディション会場で笛を持った男に出会う。後日、言葉巧みに誘われた芸能人養成所ガリクソンプロで、笛の男「ジャガージュン市(演:要潤)」に再開する。
 そして、ジャガーが講師を勤めるふえ科に強引に入れさせられ、ヒップホップ忍者・ハマー(小木博明:おぎやはぎ)や、謎のアイドル志望の女の子・白川高菜(高橋真唯)とのふえ科生活が始まる。
 しかし、今までのふえ科が滞納してきた月謝など数千万を支払わないと、ふえ科を廃止するとガリクソンプロは通告してきた。困ったふえ科のメンバーは、美術館に展示されている珍笛を強奪しようと計画する。

 ネタバレ無しバージョンでも書きましたが、要潤がとにかくいい。「歯ぎしりと床ずれと私」(参考:第3巻収録の47笛)がリアルで見れると思いませんでした。ほぼアドリブ、ということらしいのですが、要潤は良い仕事をしました。

 たしかに冒頭のオーディション部分の「歯ぎしりと床ずれと私」で、会場中が大爆笑に包まれましたが、ここが映画のMAXです。「おお!要潤やるじゃん。この先どんなに面白くなるんだろう」と膨らんだ観客の期待に応えられぬまま、映画は徐々に盛り下がっていきます。

 原作ではストーリーがあってないようなものですが、映画では珍笛強奪計画のドタバタストーリーを映画の中心に据えてしまいました。 そしてそのシーンが長いんですよ。キム公(演:カルーセル麻紀)、グリとグラ(演:猿岩石・有吉とデンジャラス・安田)が映画の後半ちょくちょく出てきますが、ぶっちゃけいりません。だって原作にいないもの、そんな人達(キム公は映画とは全く異なる設定)。このお三方の演技はほんと良くて、有吉ってこういうキャラもできるのか、って感心したくらいですがやっぱり要らないですね。凄惨なリンチシーンとかほんと見たくなかった。

 この映画の一番気に入らなかったのが、余計なシーンの詰め込み。キム公、グリとグラのくだりはもちろん、ちょくちょく挿入される薩摩もこみち(演:酒井敏也)のシーンも全く要りません。あれ面白かった?

 つまり、「皇帝の長っ鼻」に関係するシーンをことごとくカットして、原作に沿ったショートストーリーをポンポンと繋げていくだけで十分だったのではないでしょうか。映画の半分くらいがそーいう"要らないキャラ"(しかもうすたテイストと全く乖離した)の出演で占められているために、肝心のメインキャラ達が中途半端な描き方になってしまいました。ハマーと高菜、ポギーの不完全燃焼っぷりには大抵の人がしょんぼ~りだったのではないでしょうか。

 ハマーはもっと人間としていかがなものか的なエピソードを入れられたはずで、それが無かったために、ラップ調で話すウザいヤツ止まりで終わってしまいました。小木って実は雰囲気がハマーってだけで、実はハマーらしくはなかったのではないかもしれないですね。ハマーは面白いことをやろうとしちゃいけないんですよ、作ってはいけない。素の行動が、「イラッ」とさせるようなキャラなんで、あくまでもクールに演じて欲しかったと思います。要潤を笑わせようとしている空気が見て取れてしまいました。

 高菜もひどかったですね。脚本・演出の問題だとは思うのですが、とにかくキャラが浅い。あれじゃタダの堪え性の無いキレやすい女じゃん。高菜の魅力は、根はすごく良い子なのに、追い込まれるとテンパってしまって、本人の意思とは裏腹にSキャラになってしまう二面性にあります。照れ隠しが別ベクトルに大きく振れてしまう、その振り幅がいいのですが、映画ではただキレているだけ。最後に歌を歌っていますが(高菜のキャラ的にあのセットでちゃんと歌えるわけがないんですが)、やるんだったら80年代のアイドルアイドルした振り付け・笑顔でやりきって欲しかったところです。

 ポギーも、あれ?ローリー寺西(すかんち)?って人が演じていましたが、それは置いといて。
 こちらもキャラの造詣がひどい。監督は、ポギーの壊れっぷりを表層的にしか捕らえていないのではないだろうか。肥やしの歌(田舎でジャスティス)なんて論外。ポギーはジャガーに出会って、パフォーマーとして開眼していくんですよ。その結果、自分をどのように表現したらいいのだろうか、ということを悩み抜いて、ヘンなメイクやコスチュームに走ってしまうわけです。表現者として壊れていくのであれば、ヘンな歌詞の歌を歌うなんて、甘っちょろい壊れ方はしないはず。普通に歌っているのに、下半身は網タイツだったとか、ロボポギーとか、そういう思い切りが欲しかったところ。

 影千代先輩もどう?
 板尾創路は全く問題無かったですね。普通に、影千代先輩でした。問題は演出・脚本。その前に、ハマーから影千代先輩のすごさは語られているわけです。そーいうイメージカットも入っているし。にもかかわらず、グリとグラにあっけなくやられてしまうのは一体どういうわけですか?前振りがなんも回収できていないじゃないですか。グリとグラの強さを表現したかった?そんな馬鹿な。
 最後の出陣シーン&警官の尋問もほんとグダグダ過ぎて、やっている演者さんが可哀想に見えました。

 

 ネタバレ無しバージョンでも書きましたが、うすた京介とマッコイ斎藤監督の笑いの質、というか、面白いと感じるツボが違っていたんだと思います。映画では、エロとグロに偏重し過ぎで、グリとグラの凄惨なリンチシーンもそうですが、おっぱいプリン(セクシーパフェ)も全く世界観にマッチしてなかったですね。むしろ邪魔。ダウンタウンのごっつええ感じに、バカ殿様が乱入したかのような違和感。

 キャラの持ち味を発揮することなく、ただのドタバタコメディに終始した一本と言えるでしょうね。

[レビュー]ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE(ネタバレ無しバージョン)

 前々から気になっていた、「ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE」をやっと見てきた。極力ネタバレしない方向で、感想を書いていきますが、すでに見たよ、とか、ネタバレでも構いやしない、って人は下のネタバレ有りバージョンを読んでください。

[レビュー]ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE(ネタバレ有りバージョン)

 あらすじはこんな感じ。

 「大学進学も就職も諦め、ギタリストとして成功を夢見る「酒留清彦」(演:大村 学)は、あるオーディション会場で笛を持った男に出会う。後日、言葉巧みに誘われた芸能人養成所ガリクソンプロで、笛の男「ジャガージュン市(演:要潤)」に再開する。
 そして、ジャガーが講師を勤めるふえ科に強引に入れさせられ、ヒップホップ忍者・ハマー(小木博明:おぎやはぎ)や、謎のアイドル志望の女の子・白川高菜(高橋真唯)とのふえ科生活が始まる。
 しかし、今までのふえ科が滞納してきた月謝など数千万を支払わないと、ふえ科を廃止するとガリクソンプロは通告してきた。困ったふえ科のメンバーは、美術館に展示されている珍笛を強奪しようと計画する。」

 要潤がとにかくいい。
 オーディションの演奏シーンなんて、会場中が爆笑に包まれたほど。もちろん原作そのまんまかと言われると、そーではないんですが、要ジャガーはアリでしたね。意外だったのが、板尾創路の影千代先輩。原作と似ているわけでもないのに、なんであんなに影千代先輩なんだろ。あの髪型にそばかすつけただけなのに。

 ピヨ彦、高菜、ハマーはちょっと不完全燃焼だったかもしれないですね。メインキャラなのに、その設定を活かすエピソードが乏しかったので、なんかよく分からない「ヘンな人達」で終始してしまった感があります。

 猿岩石・有吉とデンジャラス・安田は、存在感ある演技で新しい一面を見れたのですが、残念ながらジャガーの世界観とは乖離し過ぎ。後半ちょっと引いちゃうくらいの凄惨なシーンもあってこれはいただけなかった。原作ではまずありえないエロとグロが出ることは、未見の人は覚悟しておいた方がいいですよ。

 たぶん、うすた京介とマッコイ斎藤監督の笑いの質、というか、面白いと感じるツボが違っていたんでしょうね。そして映画を観に来る人はうすたツボに共感している人達なので、そーいうファン層(僕も含めて)にとってはとても不満足な結果に終わってしまった、と。

 じゃあ、うすたツボを知らないで、何の先入観も無しに観に来た人(純粋に、要潤を観に来たような人)はとって満足できる映画かというとやはり厳しいのではないだろうか。出てくるキャラクターや設定は、一応原作に沿っているわけだし(キム公のような例外もいますが)、そのために説明を端折っている部分も多々あるので、予備知識が無いと話について来れないわけだし。

 この映画を心の中から楽しめる条件ってなんだろって考えたら、

・原作を知っている
・要潤が出ていればOK
・原作の世界観にはこだわらない

 こーいう人なら今すぐ観に行くべきです・新しい要潤と新しい「ピューと吹く!ジャガー」が観れます。

百獣王ゴライオンの公式サイトが神過ぎる

 日本で1981年に放映されていた「百獣王ゴライオン」が、2008年にハリウッドで映画化されることになっています。公開を待ちきれない大きなお友達のために、ゴライオンスニーカーがリーボックから発売されていることは先にお伝えしたとおりです。(参考記事
 その公式サイトがあまりに神がかっているので併せてご紹介します。

まず公式サイトにアクセスすると、のっけからこの画像がお迎えしてくれます。



 これは噂のゴライオンスニーカー! そんなにプッシュされていたなんて。

 他のコンテンツも、グッズ紹介が主で特筆すべきことはないのですが、右上の「SELECT BACKGROUND」を「レッツ!ゴー!ライオン!」の叫び一閃、ポチッと押してみると、そこにはめくるめくゴライオンワールドが待っていました。


 
アダルト空間にただならぬ存在感を示すゴライオン歯ブラシ

 
永遠の誓いをそっと見守るゴライオンペン
(※この用紙は、結婚証明書)

 
できるビジネスマン御用達のゴライオンバッグ。

 

さぁ、映画化に向けて盛り上がってまいりました!

「ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE」が盛り上がってきた

 まずはこの画像をご覧ください。 
 元記事の画像に(ページの一番下)は、「まさに要潤の新境地」という持ち上げているんだか下げているんだかよく分からないキャプションが付けられています。しかしその表現は間違っていない。というかほんとここまでやってくれたんだ、要潤。ほんとすごいよ。仮面ライダーアギトで、G3ユニットを装着してた頃から、この人はなにかをやってくれる人だと信じてた。

 小木のハマーは、規定路線といっていいほどの安パイですね。
 小木はその昔、リンカーンのトッキリ企画で、喫茶店で注文したアイスコーヒーではなくメロンソーダが誤って出てきたときに、”アイスを食べてから"、オーダーが間違っていることを告げ、あらためてアイスコーヒーをもってきてもらうという小悪人ぶりを発揮していたので、それが十二分に発揮されればハマーもやりきってくれるでしょう。楽しみです。
 ハマーの先輩・影千代を、板尾創路が演じているのもポイント高し。

 ちょっと怖いな、と思うのが白川高菜。
 一般人ながら、極度にテンパってくると、自分の思いとは裏腹なドSキャラになってしまうという相当エキセントリックなキャラなのですが、そのキレ具合が突き抜けているかどうか。ただのドSではなく、恥ずかしさを隠すためについついイキオイでドSになってしまうという役回りをどう演じられているのかがすごく心配です。
 もいっこ不安の種、キム公をカルーセル麻紀が演じるのか。んー、どうだろう、ヘンにドタバタテイストにしちゃうんじゃないかな。大丈夫かな。
 そんな心配をする方もどうかしていると思いますが。

 そもそもキム公が出るってことは、そふとくり〜むのエピソードですか。公式サイトのストーリーを見ると、そふとくり〜むの面々とのバトルがラストの山場ってことになるのかな。となると当然、しげみちも出てくるよね?

 個人的には、ポギーやハミィをフィーチャーして欲しかったところ。もしくは、ジョン太夫セガール。
 いやだめだな、キャラが強烈過ぎて、ジャガーさんが食われる。でももし第2弾があるのなら、ハミィ、ジョン太夫セガール、ポギーは当然出てくるよね?

 楽しみでありながら、誰が演じるのがベストだろう、と考えると夜も眠れない。Gacktがポギー役とかね。さすがにそれはないか。

 1月12日の公開開始から早速見に行くことにする。

M-1 グランプリ 2007を終えて

M-1 グランプリ 2007が終わった。
それぞれのコンビの感想を書いてみる。

・笑い飯
年を重ねるごとに、視聴者(少なくとも僕は)が望んでいない方に進んでいるような気がする。M-1は短期決戦なので、笑いのコンボを積み重ねていくことが、とりあえずの勝利の条件となる。
ボケ+ツッコミのワンセットで、ひとつの笑いをカウントするところを、ボケにボケを重ねることでふたつの笑いをカウントする、という逆転の発想で、一躍、M-1の申し子としての地位を獲得したが、笑いが掛け算ではなく足し算にしかなっていないところで、いいところまで善戦するんだけど、優勝を後押しするような爆発力には成り得ない、というもどかしさを毎回感じる。しかし、ネタとして完成させようとして、逆に持ち味をスポイルしているような感もある。今回は特に時間の使い方がもったいなかったなぁ。
「奈良県立民俗博物館」をもう一度やってもいいんじゃない?

・POISON GIRL BAND
M-1にはこだわらない方がいいんじゃないのかぁと毎回思う。シュールさや間で笑わせるような笑いは絶対にM-1では勝てない。ここで求められているのは、やはり「しゃべくり」の力である。
もっとも、彼らの方向性を今回M-1用にチューニングしてきたのは分かった。分かったけど、やはり厳しい戦いを強いられましたね。爆笑ではなくクスクスと笑わせるようなネタが彼らの持ち味なのだからそれを発揮できる場で勝負すべきで、M-1に出続けることで逆に、面白くないコンビとして認識されてしまうのではないだろうか。
最強馬ナリタブライアンでも、短距離を制することはできなかった。やはり適正というか、持ち味を活かすフィールドを選んだ方がいいんじゃないだろうか。

・ザブングル
しゃべくり漫才のようなコントでしたね。
ひとりが何かを再現して、それにツッコむようなスタイルだと、そこに織り込める笑いの数が限られてくるので、M-1だとちょっと厳しい。ストーリーで笑わせることになってしまうので、よくできているが、爆笑にはつながらないというパターン。あと加藤歩の壊れ芸に、客席がちょっと引いていたような気がするのは僕だけだろうか。
「悔しいです!」を封印したネタも見てみたい。

・千鳥
審査員と僕の採点がかなり乖離していたのがこの千鳥。僕はもうちょい点数が高くてもよかったかなぁ、と思いますが、今考えると笑いポイントがちょいと少なかったかなぁ、とも思います。密猟者、和民、犬のモノマネ、この3つがうまく組み合わさったオチが来ると、評価が違ったのかも。僕はあのオチで十分面白かったですけどね。

・ トータルテンボス
一言で言えば、ソツが無かった、というか手堅い内容でしたね。普通に面白かった。
ただ「しのびねぇな」「かまわんよ」といった言葉遊びがちょいちょい入るんですが、僕はそれはあんまり受け入れなくて、日ごろあまり使わない言い回しを使うという面白みよりは、ちょっとくすりとするような小ネタをはさんでみました的な自己満足を感じてしまう。そのお約束の掛け合いが好きな人も多いと思うのですが、僕は要らないと思う。ライトな内輪受けを見せられているようなので。

・キングコング
両者ともえらい早口なので聞き取りにくい。漫才後に今田耕司が「全力疾走」と評していましたが、西野・梶原両氏がすごく緊張していたのか、すごいアタフタ感を感じました。とにかくスピードを上げて、笑いの数を重ねていこうという戦略は分かるのですが、それをコントでやっているために全体的に雑になっている感がした。地に足が付いていない感、というか。頑張ってます、努力しています、というのが先に出てしまってて、素直に笑えないとでも言うのかな。西野はもうちょいどっしりとしていてもいいと思うんだよね。

・ハリセンボン
「Don't Touch Me!」は笑ったけど、他の箇所でそこまで笑った記憶が無い。でも決勝戦で見たいのは、トータルデンボスでもキングコングでもなくてハリセンボンだったりする。南海キャンディーズと一緒で、他にどういうテイストのネタをやるのかなぁって気になる。トータルテンボスもキングコングも大体ネタの方向性が読めるじゃない、事実決勝戦も同じようなネタだったし。ハリセンボンはどういうネタをやったのかなぁ。案外引き出しの数は無いような気もするけど。

・ダイアン
一番時間の使い方がもったいなかったコンビ。大竹まことも言ってたけど、ボケが舞台袖に引っ込んだり出てきたりを3回繰り返してしまった。その移動の時間は、笑いの数は増えないわけなので、純粋にネタの密度が薄くなってしまった。

・サンドウィッチマン
お笑いについては相当詳しい部類に入っていると自負しています。でも、このサンドウィッチマンは全く知りませんでした。立ち位置もほとんど動かず、シチューエションコントの掛け合いだけで笑いの数を積み上げていった。その数が、そのまま点数に繋がった感じ。普通に面白かったですよ。吉本の力関係的にサンドウィッチマンの優勝は難しいかなぁ、とも思ったのですが、優勝できましたね。

総評
今回は、笑いの数が多かったもの勝ち、というある意味分かりやすい戦いでした。フットボールアワー、アンタッチャブル、ブラックマヨネーズ、チュートリアルと、ネタの最中から勢いが加速してそのまま優勝という流れが続いていたことを考えれば、正直物足りなさを感じました。ソツが無いけど、ある程度、展開が読めるというか、想定内に納まってしまう笑いというか、そういったコンビが大半でした。M-1対策が練られてきているからだと思いますが、笑いの掛け算が起きるようなコンビが出てこないかなぁ。

いまさら、少林サッカーを大絶賛してみる

少林サッカーは、その破天荒なストーリー、あるいはWカップに合わせて公開というナイスなタイミングで、話題になった映画だ。知らない人のために、まずはあらすじ

その昔、黄金の脚と呼ばれたサッカー選手「ファン」は、八百長試合にハメられた挙句、サッカー選手生命を絶たれてしまい、失意の日々を過ごしている。そんな彼の前に表れたのが、少林拳を世間に広めたいと夢見ている青年「ハン(演:周星馳)」だった。

ハンの卓越した脚力を目の当たりにしたファンは、サッカー選手としてスカウトし、サッカーチームを結成する。
そして社会の底辺でうだつの上がらない日々を送っているハンの兄弟弟子達も巻き込み、少林チームは、鍛え上げられた少林拳の妙技を引っさげ、サッカー大会に挑むのだった。

主演の周星馳(チャウ・シンチー)は、香港映画随一の著名人で、「不夜城」を書いた「馳星周」の元ネタとしても有名である。
その周星馳は、この映画に並々ならぬ決意を抱き、制作したという。

その一端が、出演者に垣間見ることができる。
主人公のチームメイトは、過去に少林寺で共に学んだ兄弟弟子なんだけど、これがまるで冴えない。極度の肥満体に成り果てた弟弟子。旋風脚という華麗な足技の達人は証券会社に勤めるバーコードおやじ。他にも、うだつのあがらない人生をおくっている兄弟子、失業中の兄弟子など、冴えない人間のオンパレードだ。

そーいうパッとしない人間を集めて、人間賛歌を高らかに謳いあげているのか、といえば、さにあらず、ただ単純に「自分が最もカッコよく映るために、冴えない人間を集めた」らしいのだ(周星馳:談)。

これは彼流の諧謔(かいぎゃく)なのかもしれないが、あながちウソにも聞こえない。周到なマーケティング、周星馳のネームバリュー、そーいうしゃらくさい商業主義をくそ蹴散らして、周星馳のリビドー全開の映画に仕上がっている

ジェームス・キャメロンは、映画制作の不足分に自ら出資してまで、タイタニックを完成させたが、周星馳もそれほどの執念を燃やして、少林サッカーを世に放ったのだ。最高レベルの私的映画だから、美味しい思いをしたいのも、うなづける話である。

ところが、ただの自己満足映画に終わらないのが、この映画の凄いところで、良質エンターテイメント映画に仕上がっている。

見終わった後に、人生がガラリと変わるとか、目からウロコが落ちるとか、身長が伸びるとか、恋人ができるとか、宝くじに当たるとか、そーいう効能はないけれども、スカッ!とした爽快感を味わえる。これは間違いない。

演出面で特筆すべきは、CGと実写の融合だろう。かなりの割合で、CGが用いられているのだが、使われ方が巧みだ。

CG技術は、現実に有り得ないシーンをリアリティを持って再現することに成功はしたものの、それが説得力を持たせられているとはいい切れない。どれほどCG技術が発達しようとも、超えられない壁はあるのだ。ジュラシックパークのよーに、恐竜がスクリーンに出てきたとしよう。たとえ、それがリアルの極致であったとしても、観客の頭の片隅に「恐竜は絶滅してこの世にいない」という情報がインプットされている限り、真のリアリティは訪れない。「よく出来ているなぁ」と思われるのが関の山である。

ご存知のよーに、香港映画にはお家芸ともいうべき「ワイヤーアクション」がある。役者の身体にくくりつけたワイヤーを裏方の人力で操作し、超人的なアクションをさせるという力技である。カンフー映画で、悪役が何メートルも派手に吹っ飛ぶシーンを見たことがあるだろう。あれがワイヤーアクションの真骨頂である。CG技術と対極にある演出技術といってもいい。

「少林サッカー」では、ワイヤーアクションとCGが上手く使い分けられている。多くのシーンでCGが用いられているはずなのだが、「香港映画=ワイヤーアクション」の図式があるため、CGシーンであっても、ワイヤーアクションを意識してしまい、それが「実」に見えてくるのだ。よく考えると、いくらワイヤーアクションでは無理だろーな、なんて「虚」に気付く。

「実」と見せかけて「虚」、「虚」と思えば「実」。
「虚」と「実」が入り乱れてリアリティを醸し出しているのである。

さて、少林サッカーは、ベタベタのコメディである。
どこかの映画批評サイトで、笑いがしつこい、と評されていた。たしかにベタベタな笑いが、これでもか、と注がれている。上品であるとはいえない。拒否反応を示す人もいるだろう。

がしかし、いま、日本テレビ界でのお笑いが、いき過ぎともいえる過剰規制によって、活力を無くしている状況下で、プリミティヴな笑いのエッセンスは逆に新鮮に映った。

僕は、ベタベタな笑いが好きなのだ。吉本新喜劇のよーな予定調和のベタベタな笑いではなくて、タライがどーんと落ちてくるとか、志村うしろうしろーとか、切羽詰った坂上二郎のリアクションとか、そーいうヤツだ。

なんつーか、、、
小難しいことは抜きにして、スカッ!と笑い飛ばそうぜ、兄弟!なのである。ぜひ。

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