ホーム > タグ > 文章

文章

著者の立場から補足説明 → 本を書くことについて、読者が知らない8つの出版業界事情

【ビジネス】本を書くことについて、読者が知らない8つの出版業界事情 (B u s i d e a)

僕は現在まで共著も併せて4冊の本を書いています。

その経験を元に、上の記事に著者視点で補足してみます。

★著者は、出版社から自著を定価の80%で買える

たしかに買えますね。「Webマーケティング成功の法則75」のときは書籍を会社の販促ツールとしても使うということだったので、翔泳社さんから数百冊単位で購入したはずです。それくらい大量一括購入となると、費用も馬鹿にならないので、出版社から直接購入しました。8掛けだったかどうかは覚えていませんが、定価よりは安かったはず。

★でも、定価の100%で書店から買う著者さんも。理由は・・・

僕も自著を購入する機会がありますが、そのときは出版社からではなく、Amazonなどのネット書店で購入します。
Amazonで買う→売上ランキングが上がる→ランキング上位に入ると露出が増える→本が売れる、
という好循環を期待してのことです。まぁ数冊買ったくらいではなかなかランキングは動きませんけども。

★著者の印税は10%出たらスーパースター級

僕の場合は、ぶっちゃけ8%です。秀和さん、翔泳社さん共にそうでした。会社に属していたときは、その8%を会社と折半して貰ってました。執筆は主に業務時間外にやってたんで、印税貰っても割に合うかどうか。
んで現在フリーライターになったので、印税は丸々貰えますが拘束時間を考えるとビミョー。WordPress本の場合、がっつり6ヶ月かかってます。偏執的なほど色々と調べ上げて執筆したので、それくらい時間がかかっています。初版2千部なんで、2730円×2,000部×0.08で、43万6800円。そこから源泉徴収されて、39万3,120円が手元に入ってきますが、月給に換算すると、65,520円と、よっぽどコンビニや居酒屋でバイトした方が割がいいという悲しい現実が待っています。

★取次が持って行きすぎ

この辺の事情は色々とありますしねぇ、と現状を嘆いてばかりしても仕方が無いので、著者側が何らかのアクションを起こさないといけないとは思います。ネットもあることだし、既存の出版ビジネスに頼らない収益の柱も十分に構築できるのでは。そういった意味では漫画家の佐藤秀峰さんの試みが注目しています。(参考:「ブラよろ」など作者サイトで有料配信、初日10万円の売り上げ

★書籍のタイトル、帯のキャッチは 大体編集者が決めている。

これはそうですね。僕も自分の本のタイトルを決めたことはないです。餅は餅屋で、売れるタイトルのノウハウってのがあると思うので、編集者に100%お任せしてます。まぁ、タイトルによって売り上げが変わるってことはあると思いますが、それは稀有な例でやっぱり本の内容がしっかりしていれば売れるんじゃないかなぁと。書いている本が技術書なんで特に。

★今はamazon総合1位を取るのに、数日間で400~600冊の販売が必要、らしい。(「ビジネス書」のトリセツ P237)

へぇ、そうなんだ。僕のところには3ヶ月に1度、これだけの期間でこれだけ売れましたよって報告が来るだけなんで、×月×日にAmazonで何冊売れたなんてことを知らないんですよね。WordPress本は、「コンピュータ・インターネット」カテゴリーで22位、総合では410位ってのが今のところの最高順位です(買っていただいた皆様、ありがとうございます)。このときは数日間で何冊売れたのかなぁ。

★出版はバクチ。重版で利益を生むしくみ。初版の印刷部数は、著者の知名度依存

ほんと重版は大事。好きな言葉は増刷!
WordPress本の印税が40万円に満たないというのは先に書きましたが、増刷され続けていけば、濡れ手に粟の素敵な商売にクラスチェンジが可能です。現在のところ、WordPress本は初版2,000部、第1版2刷目1,000部、第1版3刷目1,500部と計4,500部が市場に出回っていますので、これらが全部売れたとすると50万円程度が印税として入ってきます。
それでも6ヶ月かけて90万円、月額換算で15万円程度の収入です。
技術書だけで食っていこうとすれば、5,000部程度売れる本を年間4冊出すか、1万部程度売れる本を年間2冊出すか、それくらいの覚悟が必要です。
加えて言うならば、初版数千部が売りさばけない技術書はたくさんありますし、1万部を超える技術書ってのはほんの一握りです。

★最近の出版社さんは保守傾向

たしかにそうかもしれませんね。今執筆中の本もSEO関連ですし。

最後に

色々と世知辛いことも書きましたが、僕はライターという職業に希望を持っています。書籍の執筆を行いながら、サイトを運営したり、電子書籍を出版したりといったことで安定した収入を得ることも不可能ではないと思いますしね。
あと、WordPressに興味を持っている方は「WordPress 2.7対応「導入&カスタマイズ」実践ガイド」をお買い求めいただきますとすごく嬉しいです。現在WordPressのバージョンは2.8.4ですが、使用感は2.7とほぼ変わりませんのでお役に立つと思います。
それと、10月から次の書籍の執筆を始めたいと思いますので、こーいう技術書を書いてみまんせんか、とか、WordPress関連でなんか本を書いてみませんか?なんて出版社の方は、yoshimura@writing-office.jp、までご連絡ください。良い仕事しますよ。

さんま クワー(笑)

 ネタフルのコグレさんのブログ記事に乗っかってしまいますが、「ほぼ日刊イトイ新聞 – さんまシステム」記事中の「さんま クワー(笑)」は秀逸ですね。河野さんは、さんまさんらしくないという感想のようですが、この一文があるだけで、対談のさんまさんの箇所が、さんま口調に脳内変換されました。

 しかも、1回目、2回目共に、「クワー(笑)」って感じのさんまさんの写真が掲載されていて、なるほど、そういう手法もあるんだなぁ、と感心した次第。心憎い演出だと思います。

 インタビュー記事のまとめ方って本当に難しくて、僕自身も試行錯誤の真っ只中にいます。(ちなみに、僕の取材記事はこんな感じ
 スポイルし過ぎてもいけないし、そのまま掲載したら間延びするしで、そのバランスを取るのは難しいのです。媒体によってもその最適解って変わってきますし。ほぼ日、という媒体を考えた場合、この文体、文量が最適なんでしょうね。

あと、この対談記事を読んで気になったんのが1回あたりの文章の長さ。すごく短いですよね。平日毎日更新だとこのくらい短いほうがいいのかなあ。 (座談会のテキスト化は難しい:smashmedia)

 河野さんの記事にこういう一文があったのですが、これはほんと考えさせられました。前出の対談記事も1回分の文量は決して多くなく、しかも凝縮されてもいない。短いのにダラダラしているんですよ。これが3倍くらいの文量になれば多分読まない、というか飽きちゃうでしょうね。ダラダラしているからこそ、短く区切ったのかなぁ、とも考えます。

 僕は、個人ブログの記事であっても、きちんと論旨をちゃんとした文章で書くってことにこだわる癖があるので、こういう文章はほんと憧れますね。いつかは力の抜けた、でもライブ感のあるインタビュー記事を書いてみたいものです。いつもは固めのインタビュー記事しか書かないのでなおさら。

#河野さんの「今日から毎日抱くことにした(決意)」という記事タイトルにはほんとやられました。RSSリーダーで読むと、抱き対象の画像が出ないんですよ。smashmedia本体に、のこのことアクセスしてしまいました。なるほどそういうオチですか。

後悔しないライターの発注法

 今現在、社内で相当変わったポジションにいると思います。一言で言えば社内ライター。
 今抱えているだけで、自社媒体(隔月刊誌「WEB FLASH」、メールマガジン「InternetNOW!」「週刊e-Report」)、他社媒体(「Web担当者 現場のノウハウ(インプレスR&D)」、「視線が明かすウェブ制作の常識・非常識(CNET Japan)」)の執筆に携わってます。

 親会社イー・エージェンシーが手がけるWeb制作案件に関わることはさすがにありませんが、たまーに「ライターを紹介して欲しい」という相談が来ます。どういうライターを探しているんですか?と聞くと、明確な答えが返ってこなくて、結局誰を紹介していいやら迷ってしまう、なんてことが起こりがち。先日も、メルマガを書けるライターを探しているというので、その条件を聞いてみると、

・30代~50代の男性向け
・ラーメンから車、広い題材で
・堅くない文章を書ける方

 という答えが返ってきましたが、これじゃ紹介のしようがないなー。
 ライターを名乗っているものであれば、上記のオーダーは普通に応えられます。もちろん僕も書けます。じゃあ上の条件に合致した文章ならなんでもいいのか、と言うと決してそうではないでしょう。僕が軟らか目に書いたラーメンのレポート記事は担当者のOKをすんなりもらえると思いません。

 つまり、条件が条件として機能していないので、何を求めているのか、ということが全然伝わらず、担当者のイメージとライターが書いたものが乖離してしまいます。

 何をもって「30代~50代の男性向け」を判断するのでしょうか。文体?内容?
 おそらく当該のメルマガの読者層がそれくらいなのでしょうが、この条件は条件のように見えて何の条件でもありません。屏風からトラを追い出せと言われているようなものです。

 「ラーメンから車、広い題材で」、というのも曲者で、情報の深さがまるで見当付きません。僕でもラーメンや車の記事を書けますが、あくまでも素人レベルの域を出ません。あそこのラーメンが美味しかった、あの新車はカッコイイ、くらいのレベルが関の山です。ある程度の深度のある記事が欲しいのであれば、それぞれの専門ライターに任せるべきです。全ての分野について精通しているライターはいません。広く浅く知識を持ちながら、いくつか得意分野を持っている、というライターがほとんどです。

 「堅くない文章を書ける方」なんて、なんで条件に入っているのか判断に苦しむレベルですね。
 堅くない文章ってなに?その基準は?と疑問は当然ありますし、堅くない文章、というのと、軽妙洒脱な文章ってのは微妙に違っているので、担当者の好みに左右されそうなライター泣かせの条件です。
 ただ、ライターたるもの、文章の硬軟なんて普通に使い分けられますよ。バラエティの司会をやっているアナウンサーも、ニュースを読むときはきちんと読むでしょうよ。それと同じです。

 では、どのような条件を提示すると、発注側の意図がきちんとライターに伝わるでしょうか?

 一番手っ取り早いのは、既存の記事を例に挙げること。「月刊XXに連載されている△△のような、記事を書いて欲しいのです」と伝えると、あぁこーいうことがやりたいのかと分かります。
 また「誰々のような文体」というオーダーも、「堅くない文章」と言われるよりははるかに具体的にイメージが伝わります。

インタビュー記事をまとめやすい企業ほど良い企業である説

 現在、先日デジパの取材記事をまとめているのですが、実にまとめやすい。インタビュー記事は多かれ少なかれ苦労はつきものなんですが、今回のケースに限れば相当、楽です。

 もちろん取材を受けてくれた人が、無口というよりは、立て板に水の如く雄弁に語ってくれた方がまとめやすかったりするのですが、必ずしも雄弁さと語っている内容の濃さが正比例するとは限りません。

 2時間くらい語っていただいたのにも関わらず、後で取材音声を書き起こしてみると、スカスカな内容や矛盾だらけということも結構あります。取材中は、その勢いやスピードに圧倒されて、もっともらしく頭に入ってくるのですが、取材を終わってその場を去った瞬間に何を語ったのかまるで印象に残っていない、ということもあるのです。

 たとえ口数が少なくても、生懸命に考えて自分の言葉で伝えようとしている人は、やはり心に響いてきます。(語っている内容の絶対量が少ないので、まとめるのが大変だったりしますが)

 色んな企業をインタビューをしましたが、インタビュー記事をまとめやすい企業は、良い企業ではないかという結論に至りました。ここでいう良い企業というのは、事業規模が大きい・歴史がある、ということではなく、従業員が生き生きと働いているという意味合いです。特に社長以外の人がインタビューを受けた場合、その人がきちんとその企業のビジョンや歴史を語れるというのは良い企業で働いている証拠です。

 一方、自分の会社のことにも関わらず情報があやふやだったり、自信無さげだったら、企業のビジョンがその人に息づいていないということになります。特に取材相手の指定をしない場合、取材を受ける人は管理職以上の方がほとんどですので、それだけ偉い立場の人が会社のことをしっかり語れない、ということはそれだけ会社のバックボーンが弱い、ということになってきます。あるいは、会社の情報に精通していない人材が取材を受けるという人材の層の薄さも示しています。

 その点で言えば、デジパの加藤さんは立派に会社のビジョンを話されていました。話されている内容に首尾一貫していましたし、Web業界と真剣に向き合っている印象を受けました。(自身のブログを持っているということも大きいのかも)

 もし会社の説明会を受ける機会があるのなら、その音声を録音して、後日聞き直してみることをオススメします。その場では分からなかったことが見えてくるかもしれません。  

インタビュー記事で大切にしているコト

 昨日、デジパ加藤さんにインタビューをしました。興味深い話が聞けましたので、頑張ってまとめます。なお、この取材記事は、来年1月末発売予定の「Web担当者 現場のノウハウ vol.10」に掲載予定なのでぜひご確認いただければ幸いです。

 色んなタイプの記事を書きますが、とりわけインタビュー記事はいつも難産です。どこが一番のネックになってくるのかと言えば、インタビューの話をそのまま記事化できないから。人の話というのは想像以上に、色んなところに飛んだり、重複したり、辻褄が合わなくなったりします。それをダラダラと書いても、間延びする上に密度が薄くなるだけなので、ひとつのストーリーとして構成し直すこととなります。

 この再構成の作業がとにかく悩まされる。まずは取材の内容を記録した音声を元に書き起こし、それをさながらジグソーパズルを解くように再構成してひとつのストーリーとなるように仕立てます。インタビュー記事を書き始めると、ずーっと頭の中で再構成作業があーでもこーでもないと繰り返し行われます。取材を受けてくれた人が一番何を訴えたいのか、何を一番大切に思っているのか、を一番効果的に伝えるためにはどういうストーリーを紡いでいけばいいのかギリギリまで悩みます。

 通常のマスコミの取材とはその辺りが一番異なっているかなぁ、と思います。マスコミの取材は往々にして既に結論があり、その結論を補強するために識者に取材します。インタビューする時点ですでにバイアスがかかっていて、その意見を代弁させるために、権威ある人の言葉を借りる、と言い換えてもいいのですが、そして発せられた言葉を、より視聴者・読者受けするように、曲解することもしばしば起こります。

 Webの登場で、全世界に向けて自分の意見を主張できるようになった今だからこそ、自分が主張したいことを取材対象者の言葉を借りて主張するような姑息な行為は決してしように肝に銘じています。

検索キーワードは最もコンパクトなキャッチコピーであるべき

検索窓が出てきて「XXで検索」と、Web検索を促す広告は本当に増えました。テレビCMの最後や、ポスターの下の方などに当然の提示されています。ただし、とりあえず検索窓を出しておくか的な杜撰な手法も数多く目にするようになってきました。

覚えにくい検索キーワードや、やたらと長い検索キーワードなど、ユーザーもそういった”雑な”検索キーワード訴求型広告に慣れてきて、やはり訴求力が落ちてきているようです。

・「検索窓だけ」は誘導効果ゼロ ウェブ連動CM調査結果
http://www.asahi.com/business/update/1119/TKY200711190273.html(asahi.com)

先日、このような電車の中吊り広告を見ました。



そこには”http://bravitravel.net/”と”bravitravelで検索”のふたつの文章が併記されていました。つまり、bravitravelの部分が被っているのです。今までにキーワード訴求型の広告を数多く見てきましたが、これほどキーワードの訴求力を感じさせないものは初めてでした。

「XXで検索」と記載する意図は、テレビCMや車内広告は消費者が目にする時間が短いので覚えづらいURLよりは、検索キーワードを覚えてもらってその後検索エンジンから来てもらいたい、というところから始まっているはずです。

しかし”bravitravel”を覚えているユーザーであれば、当然URLも覚えられるでしょう。URLの代替手段として検索キーワードがあるべきなのに、URLとほぼ同一の検索キーワードを併記することに何の意味があるのでしょうか。しかも覚えやすい単語ならまだしも、新語をどうして検索キーワードに選んだのか理解に苦しみます。何が何でも”bravitravel”という言葉を覚えて欲しかったのか、それとも、考え無しに検索キーワードを出しただけなのでしょうか。

●検索キーワードが目指すべき道は?

以前、富士通が「地底人は誰だ?」という検索キーワードでキャンペーンを行なっていました。これは検索欲求をかきたてる検索キーワードではありますが、別に富士通ブランドの訴求に繋がっている訳ではありません。覚えてもらうことに主眼を置いた検索キーワードです。奇策に近いので、検索キーワード訴求広告としては目指すべきではありません。

富士通はいくつか検索キーワードを訴求する広告を打っていますが、その中に「富士通品質」があります。これは覚えやすい上に、富士通製品の品質の高さを検索キーワードというオブラートにくるんで消費者に伝えています。このように検索キーワードとして目指すべきは、覚えやすく、しかも何らかのメッセージ性を内包しているべきなのです。

検索キーワードの目指すべきは、究極のキャッチコピーではないかと思います。覚えやすく、なおかつ、サイトの方向性を4、5文字で示してあげるのがベストなのではないでしょうか。興味を惹かれるような言葉が、検索キーワードとなっているために、検索キーワードを覚える行為自体が、サービス自体のブランディングに繋がってきます。

前出の”bravitravel”は、200人超の専門家がユーザーの要望に直接メールで対応し、旅行プランの設計や見積もり、手配を行なうサービスです。それならば、そのサービス内容を端的に表した言葉を検索キーワードに盛り込むことで、検索キーワード自体がユーザーに向かってのメッセージとすべきなのです。

サイトを見ると、「必ずや満足いただける「あなただけの旅行」をプランニングさせて頂くという「旅行のオーダーメイド」サービスです」とセールストークが書かれてあります。それならば、「あなただけの旅行」「旅行のオーダーメイド」を検索キーワードにすべきではなかったでしょうか。

もっとも「あなただけの旅行」や「旅行のオーダーメイド」で検索しても、検索結果上位に来るどころか、リスティング広告(※)にも出稿されていません。何のためのセールストークなのでしょうか?(※:「あなただけの旅行」のみオーバーチュアに出稿されている)

●最後に

今回、実例を挙げて、検索キーワード訴求型広告の問題点を書いてきましたが、これよりももっと杜撰な広告はたくさんあります。最近見た中では、呪文の如く、やたら長い検索キーワードでした。何回見ても覚えられないような検索キーワードに何の意味があるのでしょうか。

検索キーワードは検索行動のきっかけとなるだけではなく、そのサービスや商品をどのように見てもらいたいのか?どのようなところに自信があるのか?そういったアピールポイントを上手く取り込むことでブランディングにも繋がるのです。とりあえず検索窓と検索キーワードを書いておけばいい、というスタンスでは結果に結びつくわけがありません。

リニアール?リニューアル?

・ごあいさつ
 http://www.data-max.co.jp/company/comment/comment_index.html(NET-IB)

 上記のページでは、おそらくサイトリニューアルに関しての挨拶文だと思うのです。なぜ「思う」という曖昧な表現をしているかといえば、そのページでは「リニューアル」ではなく、「リニアール」という言葉が使われているから。

 文脈から、おそらくリニューアルの意味合いで「リニアール」が使われているのではないか、と思うわけで、実際は違っているかもしれません。なにしろ、ページ全体に渡って、力の限り「リニアール」が使われているので、リニューアルと間違えたレベルには思えないのです。もしかしたら「Renewal」の本来の発音が「リニアール」かもしれませんし、フランス語読みで「リニアール」というのかもしれません。

 ちなみに、「media」という単語の本来的な発音は「ミディア」です。日本では「メディア」と発音されていますけどね。英国に留学しているときに、日本では「メディア」と発音することに対して怒っている日本人に会ったことがあります。ちゃんと「ミディア」と言うべきとの信念の下に、日本語で話すときも「ミディア」と言ってました。「メディアでいいじゃん、ミディアなんて逆に分かりづらいよ」とはさすがに言えませんでしたが。

 日本発祥のカラオケを、外国人は「カリオーケ」「カリオーキ」と発音しますが、じゃあそういう外国人にも日本語の発音を徹底させるんですか?

 話がそれました。リニアールの話です。まぁ、高い確率でこの方が勘違いしているのだと思います。同時にチェックする人間はいなかったのか?とも。もし正しい発音がこれで、あえてこの表記にしているということだったら、そういう独りよがりのこだわりは、本人以外にはどうでもよくて、分かりにくくしているだけですよ、と思います。

#追記(2007年12月30日)
 リニューアルに統一されていました。普通に間違っていただけの模様。

疑問を感じた求人企業のコピー

 転職サイトに登録していることもあって、求人情報が頻繁に来るのだが、その中に「ん?」と思ったのが、「2~3年でいいので手伝ってください」という求人コピー。 これを読んで、果たしてその会社で働きたいと思うのかどうか。少なくとも、僕は絶対にそこでは働きたくない、と思った。

(1)2~3年経って業務が落ち着いてきたらお払い箱になるかもしれない
(2)とにかく人手が必要なことが分かるので、入ったら激務が続くんだろうなー
(3)とにかく人手が必要なことが分かるので、入ったらとりあえず単純労働をガシガシさせられるんだろうなー。キャリアアップできるわけではなさそうだ。

 もちろん実際に入ってみたらすごく良い会社かもしれないし、僕が一方的に勘違いしている可能性は高い。
でも、2~3年でいいので手伝ってください、というのであれば、派遣社員を雇うべきではないのだろうか。急を要しているのであればなおさら。派遣会社にひと声かければ翌週、翌々週には人材がやってくるだろう。

 それをせずに一時的な使役のために従業員を雇うというのは、派遣会社を通すことによるコスト増が嫌なのか、はたまた、まだ忙しくないけどここ数ヶ月のうちにビッグウェーブが来そうなのでそれに備えておきたいだけなのか。 まぁどちらにしろ、そこで働こうとは思わないなー

インタビューの進行は、収束するのか?開放するのか?の視点が大事

インタビューの方法論はこの記事を参照いただく、として今回は実際にどのように取材を進めたらいいのか、ということを書いてみます。インタビューは、ライティングの中では最も高度な技術を要求されます。やはり相手があってはじめて成立するものですから、インタビュア(インタビューする人)とインタビューイ(インタビューされる人)のどちらか一方が不完全燃焼だったら良い記事になりません。

●収束型インタビュー

インタビューには2種類あります。ゴールが決められているインタビューと、ゴールではなく過程を語ってもらうインタビューです。

ゴールが決められているインタビューとは、インタビューイに言って欲しい一言があるインタビューを指します。収束型インタビューといってもいいでしょう。たとえば、トレーニングマシンがあって、これについて高名なスポーツ選手にインタビューする場合、「そのトレーニングマシンが有効であることを語ってもらう」ことがミッションとして課せられていれば、それは収束型インタビューです。

「このトレーニングマシンはいいね。愛用してるよ」

選手からこの一言を引き出すために、インタビューを組み立てる必要があります。その思惑を感じ取り、警戒されるとこのテのインタビューは失敗に終わってしまうので、周到に会話を組み立てることが重要です。もちろん、そういうコメントが欲しいんです、と予め取材意図を伝えておくパターンもあります(大抵そういうときは何らかのビジネスや報酬が発生することがほとんどですが)。

収束型インタビューでの最悪のケースは、

インタビュア:このトレーニングマシンいいですよね?

A選手:うん

これだけの会話で「”このトレーニングマシンはいいね”とA選手は語った」と記事を書くことです。語った、というよりも、ほとんど誘導尋問です。捏造と言われても仕方がありません。本人が言ってないのですから。(インタビューイによる記事チェックのときに揉めます)

警戒されないで、うまくその一言を引き出すためには、それなりのテクニックが必要ですが、逆に、向かうべきゴールが決まっている分、インタビューを進めやすい側面もあります。話がどこに向かおうとも、そのゴールに向けて軌道修正できるので、進行しやすいのです。その分、収束型インタビューでは突拍子も無い話題になることは少ないです。話題が逸れそうになったら、軌道修正してしまいますから、仕方がありません。

話題があっち行ったりこっち行ったりしているのに、言わせたい一言はきちんと言わせている、というインタビューがあれば、それはもう非の打ち所がない完璧なインタビューです。ビシッ!と極まればかっこいいのですが、無軌道な話に引っ張られた挙句、最後まで実のあることを言ってもらえなかった、ということも有り得ますので、収束型インタビューはある程度、インタビュアが会話の主導権を握るべきでしょう。

●開放型インタビュー

トレーニングマシンのお墨付きを貰うインタビューではなく、トレーニングマシンの活用法やエピソードを語ってもらうインタビューならば開放型です。徹子の部屋は、開放型です。

過程を語ってもらうことが主目的なため、”言ってもらわなければならない一言”という縛りが無い分、気が楽です。何を聞こうが自由です。インタビューイが語る内容にこそ意味がありますので、とにかく面白い話が聞ければOKです。話が広がれば広がるほど、良いインタビューだった、といえるでしょう。

事前のリサーチが必要不可欠なのが開放型インタビューです。すごく盛り上がって、一杯しゃべってくれたので楽な取材だったなぁ、などと思っていたら、実は他の媒体で同じ話がすでに出ていた、なんてこともよくある話です。むしろ、インタビューイが饒舌に語っている話題は、何回も語られているためにネタとして完成しているのかもしれません。盛り上がれば盛り上がるほど、注意が必要なのです。

あらかじめリサーチしておけば、その話が既出なのかどうなのか判断できると共に、そこからさらに語られていない深い内容を突っ込んで聞くことができます。

開放型インタビューでは、いかに話を膨らませることができるか、が鍵を握りますが、大袈裟なリアクションをとる必要はありません。必要なのは聞く姿勢です。あなたのことをもっと知りたいんだ、という姿勢を見せることが開放型に限らず、インタビュー全般に必要です。

聞く姿勢というのは、とにかく質問すればいい、ということではありません。

インタビューイは質問されれば、そのことについてもちろん答えます。しかしその質問によって、インタビューイは、インタビュアがどれだけ自分のことを知っているのか分かるのです。本当です。

たまに僕がインタビューを受けることがありますが、僕のことをまるで知らない人がインタビューしてくるときがあります。会話して数分で分かります。ネットで検索すれば、僕に関する情報はいくつか出てきます。書いたコラムであったり、受けたインタビューであったり。リサーチする手間すら惜しいんかなぁ、と思いながらインタビューを受けます。

しかし一方で、あーあのコラム読みました面白かったです、なんて言われようものなら、確実にテンションは上がります。聞かれてもないことまでペラペラと喋ります。豚もおだてりゃなんとやら。そんなもんです。インタビューする際には、事前のリサーチをしておくとかなり円滑にインタビューが進みます。ただし、やり過ぎると逆に警戒されるので、ほどほどが肝心です。

●インタビュー術にあらず

今まで記してきたことはインタビュー限定の話ではなく、日常生活においても応用が効く話です。

誰かに会うとき、ただ親交を深めるだけなのか、ビジネスなのか、それによってスタンスは異なります。ビジネスならばもちろんリサーチが必要です。親交を深める場合も、他のブロガーと会うときなどは、もちろんそのブログを読んでおけば話が広がるでしょう。

情報は、情報が集まるところに集まってきます。人も、人が集まってくるところに集まってくるものです。機会があれば、色々な人と接触をもってみるのも、自身のブログの幅を広げる手段となるでしょう。取材系のネタにチャレンジしてみることをオススメします。

ブロガーのための取材テクニック

現在のブログは、批評・分析系ブログと日記系ブログが大半を占めています。一方、あまり存在しないのが、取材系の記事。取材記事は、取材時間はかかるわ、記事をまとめるのにも時間がかかるわ、でなかなか骨が折れるのですが、「取材を通して人脈ができる」「オリジナリティ溢れる記事が書ける」とというメリットがあります。

批評・分析や日記は、外に出なくても書けるのに比べて、取材記事は実際にそこに出かけていかなくてはいけません(メール取材や電話取材というテが無いわけじゃないけど)。人に取材をする場合などは原稿の確認もお願いしなくてはなりませんし、かなり手間がかかります。数が少ないのも仕方がないのですが、だからこそ、独自性が出せるのです。

●インタビューの準備

インタビューする場合、まずインタビューイ(取材対象となる人)にコンタクトをとります。企画意図と企画内容、希望日時と大体の所要時間を伝えます。ブログをやっているならば、もちろんブログのURLを伝え、こういうブログを運営しています、ということを知らせます。このときに、読者層やPVなどブログの媒体データも同時に伝えます。 それで先方の同意を得られれば、取材ということになるのですが、その前にやっておかなくてはいけないことがいくつかあります。

まずインタビューイに対して、あらかじめ質問内容を伝えます。これこれこういうことを伺います、と事前に告知しておくのです。これにより、インタビューイに心の準備をしてもらいます。もしかしたらそれに関連した資料なども用意してくれるかもしれません。心の準備ができていないところに唐突に質問したからといって、深い回答は得られません。

取材は生き物ですからあらかじめ想定していた取材内容から脱線する場合もありますが、これはこれでOKです。こーいうときはインタビューイから生きた言葉がバンバン出ているはずですからきっと面白い取材記事になるでしょう。とはいえ、全然盛り上がらないこともありますので、保険的な意味として、事前に取材内容を伝えておきましょう。

また取材前にやっておかなくてはいけないことは、インタビューイのリサーチです。著者があれば、もちろん全て目を通しておきます。インタビューイに関連するWebサイトも全てチェックしておきます。

これはインタビューイのキャラクターを深く理解しておくという以上に、既知の情報と重複しない情報を引き出すためです。先入観無しにインタビューをしたい!という人もいるでしょうが、せっかくインタビューしたのに、今までに別のところで語っている内容とカブって
しまえば、何の意味もありません。

「(出典を出して)この時点では、××のような意見をお持ちでしたが、現時点でも同じ考えですか?」という質問も、あらかじめリサーチしていればこそできる質問です。ここで、「今はちょっと考えが変わって、、、」みたいな話が引き出せれば、以前のインタビューと差別化が図れて、もう文句無しです。

インタビューの最中で話が途切れることがあったとしても、事前のリサーチによってインタビューイのことを熟知していれば、すぐに他のネタをふることができます。というわけで、事前のリサーチは必ずやっておきましょう。取材のときに話すネタが無くなってあたふたしなくて済みます。

●インタビューの7つ道具

私がインタビューの際に持っていくモノは、

・ボイスレコーダー
・筆記用具
・資料(事前に送っておいた質問項目や、会社概要)
・カメラ(※事前に写真をとってもいいかどうかは確認しておく)
・インタビューイの著書(あれば)

です。7つもありませんでした。

その中でもこれが無いと絶対に困るのは、ボイスレコーダーです。全ての記録が残るという利点はやはり大きいです。どういうことを喋ったかということは大体覚えていますが、細かいニュアンスまでは記憶が曖昧なときがあります。こういうときにはその箇所と前後を聞き込みます。

メモは一応取りますが、ほとんど単語の羅列です。話に出た印象的な単語をぽんぽんと書き連ねていきます。必要があればそれらを矢印で結んだりする程度で、書いたことをそのままメモとして残していきません。メモに集中してしまうと、会話が止まってしまいますし、そもそもボイスレコーダーがあれば、そんな詳細にメモを取る必要はないはずです。ただし、インタビューイが言ったことで、理解できなかったり、疑問に思ったことはちゃんと書きとめておきます。それはタイミングを見て、質問として投げかけます。

またメモの単語の羅列は、記憶を呼び起こす呼び水になります。あとで読み返してこーいう流れだったなぁ、と一目瞭然なのです。ボイスレコーダーがあるから、それを聞けばいいじゃん、思われた方もいるでしょうが、1時間録音した音声をまた1時間聞くのは馬鹿げた話です。

瑣末なことですが、電池の残量は事前に確認しましょう。取材の途中でボイスレコーダーが止まってしまって、青くなった経験があります。あのときはほんと焦った。

●インタビューその後

インタビューが終われば、それを記事にまとめます。対話形式でまとめるのか、インタビューイが語った形にするのか、インタビュアの記事の中にインタビューイのコメントが挿入される形式にするのか、それはケースバイケースです。

対話形式だとライブ感は伝わるものの、話し言葉が多くなり、内容が希薄になりがちとか、インタビューイが語った形だとかなり多くのことを語ってもらわないと文量的に足りなくなったり、といったメリット・デメリットがあります。そして記事にしたら、インタビューイに確認をしてもらい、OKが出れば、それを公開します。もちろん公開したことを伝えることを忘れずに。

2009年8月29日追記:取材記事の有効性について下記記事に詳しく触れられています。下記記事を読んでインタビューにチャレンジしたくなった方は↑の記事も参考にしてみてください。
良質なコンテンツと良質なリンクを1度に手に入れる方法 (海外SEO情報ブログ)

Home > Tags > 文章

  • 9/2の「空から日本を見てみよう」(テレビ東京)は「長崎市」ですよ!・・・でも長崎では見れないかな?  3日前
  • ますますもって外反母趾が痛い。治ることはないって医者に言われたしなー、ずっと痛いままなんやろか。  3日前
  • ハンター×ハンターのトンガリ頭のデブ(27巻)って、ポットクリンのことだったのか。ふと気になってググって数秒で答えに辿り着く。ほんとネット無かったら生きてられん。  1週間前
  • 映画・あしたのジョーの伊勢谷友介は、力石徹というよりも、間柴に見える。構えもフリッカーっぽいし。にしても、すげー体だ。http://www.cinematoday.jp/page/N0026276  2週間前
  • 刀語はじまた  3週間前
  • WordBench 横浜の料理バトル、すげー気になる。もちろん審査のときは、審査員が空飛んだり口からビーム出したりして感動するんですよね(ミスター味っ子的な感じで)。絶賛子育て中につき、参加できないのが残念。  3週間前
  • お宮参りに行ってくる  1週間前
  • 民主党敗戦の理由を消費税にすり替えたね。消費財云々が無くても、フツーに苦戦してたと思うけど。郵政民営化をひっくり返したあたりで、この党は信用できない、と思ったよ。  1週間前
  • 一度も起きることなく、8時間くらい連続して寝たい  1週間前
  • リアルアルジャーノン http://t.asahi.com/48a  1週間前
  • 過去の独り言...

Posting tweet...

Powered by Twitter Tools.

Tag Cloud

Return to page top