「ランチェスターの第二法則」の醍醐味、モナークモナーク

・モナークモナーク(日本ファルコム)
http://www.vector.co.jp/games/select/file/gt000367/

軽い気持ちで購入した「モナークモナーク」(以下、モナモナ)が大当たり。これはいいよ。
前作「ロードモナーク」も未プレイでだったんで、「モナーク」シリーズはまっさらの状態でプレイしたんだけど、とっつきやすく、しかも奥深いという掘り出し物でした。

「モナモナ」のジャンルは、リアルタイム戦術シミュレーションゲームである。このテのジャンルは、有名どころでは、マイクロソフトの「エイジ・オブ・エンパイア」があり、他にも似たようなゲームが(特に洋物ゲームの中に)雨後のタケノコのよーに、ポコポコ発売されていたけど、今はそれほど流行ってないかな。

共通していえることは、ゲーム内容が複雑で、ちと敷居が高く、ヘビーゲーマー向けという印象が強い。結構、食わず嫌いをしている人も多いだろう。かくいう僕もイマイチ、ハマることができていない。

そんな洋物ゲーム群に比べれば、この「モナモナ」、ルールは大幅に、というか無きに等しいほど簡略化されている。にも関わらず、リアルタイム戦術シミュレーションゲーム(リアルタイムストラテジーゲームともいう)として、珠玉の出来ではないか、と思います。

ゲームの目的はシンプル。
クォータービューのマップに点在する敵国を倒してしまえば、マップクリアである。ゲームをスタートすると、自国内に兵隊ユニットがポコポコと生まれる。これらの兵隊ユニットは、何も無い土地には家を建て領土を拡大し、敵に遭遇すれば戦いを始める。ほぼ半自動で進んでいくのだ。

各ユニットが持つステイタスは、人数だけ。
歩兵、騎馬兵、弓使い、などでクラス分けされているわけでもなく、戦いに勝ったからといって、レベルアップするわけでもない。ワラワラと歩いているユニットにマウスカーソルを合わせれば、そのユニットの人数が表示される。その数だけが唯一のスペックである。

ゲーム画面は、クオータービューで高低差を表現しているものの、高さによる戦力調整はされていない(と思う)。
戦術の基本は、相手を上回る戦力を最善の場所、最善のタイミングで投入すること。ただそれだけで勝てる。「モナモナ」をプレイしていると、この基本戦術をイヤというほど思い知らされる。勝利条件がはっきりしているため、負けた理由も掴めるし、納得もできる。認めたくないけどね、若さゆえの過ちってやつは。

ここでひとつ質問。

M軍の軍勢、5,000人とN軍、3,000人が真正面からドンパチ戦った場合、勝つのはどちらでしょうか?
(装備、指揮官の優劣、などなどを抜いて、同レベル同士が戦ったと仮定した場合)

数で勝るM軍が勝利するだろうなぁというのは、分かると思うんだけど、どれほどの差がつくのだろうか。その答えを導くモノとして「ランチェスターの第二法則」と呼ばれる公式がある。

「M軍の2乗 - N軍の2乗 = M軍の残存数の2乗」

分かりやすくいえば、「戦力はその2乗に比例する」ってことで、この場合ならば、5,000×5,000 - 3,000×3,000 = 4,000×4,000となり、M軍が4,000人残ることになる。

「モナモナ」では、「ランチェスターの第二法則」にほぼ支配されているので、たとえ10人でも相手よりも勝っていれば、楽に敵に勝つことができる。相手より二倍上回ろうものなら、大楽勝で勝つことができ、この爽快感は癖になるほどだ。

しかし、もしも敵総戦力が自軍を上回っていても、再スタートするには早過ぎる。もし敵戦力が分散していたなら、逆に各個撃破のチャンス到来だ。

各個撃破の有名な例としては、ナポレオンが2倍の兵力に勝利したって史実ががある。
ナポレオン軍1万5,000、敵勢力3万。前出のランチェスターの方式を出すまでも無く敗北は必定である。

ところが敵勢力はナポレオン軍を包囲殲滅するために3つに分散していたので、ナポレオン軍は機動力を活かして各個撃破したのだ。たとえ3万の兵力でも3つに分散していれば、各部隊は1万に過ぎない。ならば、1万5,000でも勝てるという道理である。(ちなみに、この史実は、銀河英雄伝説のアスターテ会戦の元ネタでもある)

敵主力ユニットを足止めしているうちに、敵陣本丸を急襲するなーんて作戦もスリリングだ。成功することは、ほとんど無いけど。。

んで、各マップの解法が一個だけではない、ということもポイントが高い。マップをクリアして、ハイ終わり、というわけではない。戦術を見直すことにより、より早く、より効率的にマップをクリアできる可能性が残されているのだ。

なお、「ファルコム」サイトでは、「ロードモナーク」がダウンロードサービス中である。「モナモナ」の雰囲気とはまるで違うので、僕は「モナモナ」を購入することをオススメする。次回、攻略編をご紹介します。

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