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B級ハンターにはたまらない逸品、マッハバロン

「マッハバロン」は、1974年に放映されたロボット特撮モノ。前シリーズ「レッドバロン」、次シリーズ「ガンバロン」とともに、バロン3部作とも言われてますな。そのマッハバロンの第一話のあらすじをまずはご紹介。

嵐田博士は、ララーシュタイン博士とともに、ロボットの研究をしていたが、ララーシュタインがロボットを使って世界征服を企んでいることを知り、妻子を連れて逃げ出す。しかし、日本に向かっているときに、ララーシュタインのロボットの襲撃を受けて、乗っていた客船もろとも、嵐田夫妻は海に消えてしまう。

だが、船が沈む前に、嵐田博士は息子の陽に、ララーシュタインの世界征服計画の詳細を綴ったメモと、ララーシュタインのロボット軍団に対抗し得る唯一のロボット「マッハバロン」の設計図も託していた。嵐田陽は、からくも生き延び、日本にいる祖父の元に身を寄せるのだった。

そして、10年が経った。青年に成長した嵐田陽は、祖父の指導の元、マッハバロンの操縦をシミュレーションマシンで訓練する日々が続いていた。そんな中、マッハバロンの存在を知ったララーシュタインは刺客をさしむけて、嵐田博士(祖父の方ね)と嵐田陽抹殺を目論む。嵐田陽は難を逃れたものの、祖父は刺客に殺されてしまう。嵐田博士暗殺に成功したララーシュタインは、機は熟したとみて、ロボットを日本に送り込む。怒りに燃える嵐田陽は、完成したばかりのマッハバロンを駆って、敵ロボットに向かっていくのだった・・・

ここまでのストーリーを読んで、「あ、、この話はどこかで、、、」とピーン!と閃いた人はいるだろうか。
そう、このストーリーは、「マジンガーZ(1972年~)」そのまんまなのである。
ちなみに、マジンガーZの第1話はこんな具合、

古代ミケーネ人の遺跡で戦闘ロボット群を発見した、兜十蔵博士とDr.ヘル。
Dr.ヘルは、そのロボットを使って、世界征服を企てる。

一方、Dr.ヘルの陰謀を知った兜博士は日本に舞い戻り、Dr.ヘルのロボットと対峙するため、秘密裡にロボットを製造する。しかし、兜博士は、ロボット完成直後、Dr.ヘルの刺客に殺されてしまう。復讐に燃える兜博士の孫、兜甲児は、祖父の形見「マジンガーZ」を駆り、Dr.ヘルのロボット軍団に向かっていくのだった・・・

パクるにもほどがあるぞ!と言いたいほど、酷似している。
まるで、手塚治虫のジャングル大帝と、ディズニーのライオンキングのようだ。ちなみに、マッハバロンの容姿も、マジンガーZに酷似していて、カラーリングが真っ赤になっただけという徹底したパクりっぷり。 

設定、ストーリー、ロボデザインなど全ての点において、マジンガーZを超えていないところも、かなりトホホな感じでいい感じ。

とにかく設定が、甘々(あまあま)なのだ。
嵐田博士が渡航中、ロボットに襲われて死んでしまう。うんうん。悲しいねぇ。
そして残された設計図を元に、10年後、マッハバロンが完成。うんうん。頑張ったねぇ・・・
え??じゅ、10年も経ってんの?! おいおい、ララーシュタインは、10年間何やってた!

ララーシュタインは、バカまる出しなのである。
嵐田博士が殺された時点で、船をロボットで襲わせたことからも分かるよーに、既にロボットの準備はできている。しかしヤツは、マッハバロンが完成するまでの10年間、何ら世界征服に乗り出していない。とんだウサギとカメである。そんな一生懸命じゃないヤツに世界征服されたくないものだ。

加えていえば、ララーシュタイン製のロボットは、10年前の設計図を元に作られたマッハバロンに負けちゃうわけで、この時点でララーシュタインは自分の才能の限界に気づくべきなのだ。周りにいる友達は、ちゃんと教えてやった方が彼のためだ。「なぁ、ララーシュタイン、世界制服なんかやめちゃおうぜ。ぜってー、おまえに向いてないって」と。

ララーシュタインが送り込んだ刺客のまぬけさも、トホホポイントにあげておこう。
主人公、嵐田陽を襲った刺客達は、アメフト選手のような、というかまるっきりアメフト選手なんだけど、これがもう、まぬけ過ぎ。原っぱで、主人公に襲いかかるときの攻撃手段は、ラグビーボール型爆弾を蹴りつけること。
え??なぜ?よりによって、ラグビーボール??なぜ、真っ直ぐに蹴り飛ばすのが難しいラグビーボールで攻撃しようとするのか。サッカーボールの方がよくないか?いやいや、それより、野球ボールを投げつけた方が、確実だっていうか、普通は、銃じゃん、銃。暗殺っつったらさぁ。

これに対する主人公側も、かなり間抜け。
第1話途中まで、マッハバロンはまだ完成していない。だから、マッハバロンの存在は、トップシークレットで、主人公ですらどこで作られているのか知らされていない。(操縦の練習は、シミュレーターでやっている)
でも、ついにマッハバロンが完成して出撃したときに、その勇姿を見た、主人公の知り合いの刑事は「おおぉ、あれがウワサのマッハバロンか」。
・・・バレバレじゃん。みんな、マッハバロンのこと、知ってんじゃん。

そんなツッコミどころ満載のマッハバロンだが、26話で打ち切りになる。
大風呂敷を広げるだけ広げて、打ち切られたのである。それが幸か不幸かは、ララーシュタインのみぞ知る、である。

ただ、オープニングテーマはとにかく素晴らしい。マッハバロンの世界観に相応しいとは決して思わないのだが、これだけでご飯何杯もいけるくらいカッコイイ。YouTubeにもそのOPがアップされているのだが、ここではそれではなくて、OPに会わせてベースを弾いている動画をご紹介する。

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