互換インク - 賢い買い物なのか?安物買いの銭失いなのか?

純正インクと互換インクの画質の差が明らかに(日経パソコンオンライン)

 プリンターの純正インクってのは高いものだと相場が決まっています。
 プリンター本体の価格を安く設定し、インク代で回収するって話もあります。ケータイの本体をタダで配って、馬鹿高い通話料で回収するってのと同様のビジネスモデルでしょうか。その辺りの事情はWikipediaを参考にしてみてください。

インク(Wikipedia)

 そこでサードパーティが販売している割安な互換インクの登場となります。僕が持っているキヤノン MP810の純正インクカートリッジと互換インクの価格差を比べると、

純正インク(3,317円):Canon インクタンク BCI-7e 4色マルチパック
互換インク(2,335円):OHM インクカートリッジ BCI7 互換 インクセット 4P キャノン用 01-2905 INK-C07-4P

 となっていて、純正インクの7割程度で互換インクが買えます。んで、実際の品質の方はどうなんだ?ってことになるんですが、アリオンという企業が純正インクと互換インクの比較をしています。

インクジェットプリンタ用インクカートリッジ耐ガス性試験(PDF)
EPSONインクジェットプリンタ屋内耐オゾン性試験(PDF)

 電子情報技術産業協会(JEITA)の「デジタルカラー写真プリント画像保存性試験方法」に則った検証が行われたようですが、どちらの試験も、純正インクに軍配が上がったようです。

 一番の違いは経年劣化。上のPDFを見ると、互換インクがほんの数年で色褪せているのが分かります。また、個人の方が、実際の印刷物を74日ほど外気に晒して比較しているデータもありましたので併せてご紹介します。

純正インクと詰替用互換インク 印刷後の経時変化を見よう(電子回路で遊ぼう!)

 こちらでもやはり、互換インクの劣化が目立つ結果になっています。価格の分のクオリティはある、ということですね。

 じゃあやっぱり純正インクを買うべきか、というと、そうではないと思います。ぐるなびのクーポン券や始めていく場所の地図、のように何年も残しておかない一過性の印刷物は経年劣化なんて関係ないし、そもそもプリントアウトするときには、元となるデジタルデータがあるわけなので、劣化したら再度プリントアウトすればいいんじゃない?

 ただ年賀状やグリーティングカードのように、誰かに贈るような種類の印刷物は、純正インクを使うべきでしょうね。

 前出の試験結果は、「互換インクの質が悪い」という捉え方ではなく、「純正インクは高いけど長持ち」「互換インクは安いけど劣化する」という特徴が如実に分かったと捉えるべき。

 用途によって、インクも賢く使い分けないとね、ということだと思います。

    • ぽん酢
    • 2008年 6月11日

    はじめまして、自分もその比較データを見ました。
    実は今まで写真印刷が趣味だったので純正品オンリーだったんですけど汎用インク?互換インク?に初めてチャレンジしてみました。
    Callenという会社の顔料インクが純正品との比較データをホームページ上で公開しているのですが、ほとんどの色が純正品より寿命が長いとのこと(@@)
    で、ためしに買ってみた次第で・・・
    印刷結果・・・見た目は正直自分には区別つかないって感じです(++)
    こちらのブロガーさんはインクにお詳しいみたいでウラヤマしいです。
    プリンターを使うなら少しは勉強しなくちゃいけないですね。
    こだわりと無知による執着は別物ということをつくづく思いました(^^;

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