USBメモリー+Thunderbird+Gmailでどこでもメールを読み書きできる環境を作る

 メールを使い始めた1998年以降のメールは、ほぼGmailに移行していますが(※)、Gmail上でのメールの読み書きと言うのは結構しんどいです。仕事でのメールのやり取りをGmailだけで完結させるのはちょっと厳しいので、メールの読み書きは普通のメールソフトで行いたいと常々思っていました。
(※参考記事:GMailにメールを完全移行する

 PCにメールソフトをインストールして、Gmailと同期させればいいんですが、今回はPCのHDDではなくUSBに差したフラッシュメモリーにメールソフトと今までのメールデータを保存し、なおかつGmailとの同期を計るということをやってみました。これで、実家に帰省したときでも、USBメモリーを実家PCに差しさえすれば、自分のメール環境をすぐに再現することができます。

 肝心のメールソフトは、地味にシェアを伸ばしているともっぱらうウワサのブラウザー「Firefox」の兄弟ソフト(?)である「Thunderbird(サンダーバード)」を使います。実は、ThunderbirdはUSBメモリー上で使うことを前提としたバージョン「Thunderbird Portable」が用意されていますので、これを使うことにします。無料だし。

 絶妙のタイミングで上海問屋 楽天支店に、16GBのUSBメモリーが7.999円(税込み)で売り出されていましたので迷わずゲット!(実際に届いたブツは、TranscendのJetFlash V10 16GBモデルでした)

上海問屋セレクト USBメモリ 16GB(7,999円)

(1)Mozilla Thunderbird, Portable EditionをUSBメモリーにインストールする

 買ってきたフラッシュメモリーにThunderbird Portableをインストールします。またインストール直後は英語なので、続けて日本語化もしましょう。下記のサイトの手順に添っていけば、インストールと日本語化ができるはずです。

Portable Thunderbird 2.0.0.6 – ポータブル版サンダーバード
(※上記サイトの補足説明をしておくと、手順3で「ja.xpi」をインストールした後、再起動をすると、手順4の「Tools」タブの「Language」項目が出てきます)

 なおThunderbird Portableを初起動した際に、メールアカウントを設定されるように英語で促されますが、ここではまだ設定しなくてもOKです。日本語化が終わった後に再起動すると、日本語でメールアカウントの設定を促されますので、ここで初めてメールアカウントの設定に入ります。

(2)Gmailのアカウント設定をする

 Thunderbird, Portableのインストールが終わったら、Gmailのメールアカウント設定をします。このとき「メール受信サーバ」はIMAPを選びます。これで、GmailとThunderbird Portable間でメールデータの共有化(というか、同期)が計れます。Gmail ヘルプセンターには、Thunderbird用の設定の仕方が書かれてあるので、それにしたがってメールアカウントの設定を行います。

Thunderbird 2.0 (Gmail ヘルプセンター)

(追記:3月14日)
「Thunderbird」でIMAP接続によるGmailのアカウント設定を簡単に追加 (窓の杜)
Gmail IMAP Account Setup

「Gmail IMAP Account Setup」という、Thunderbird用のエクステンション(プラグイン)を使えば、氏名とメールアドレスを入力するだけで、Gmail(IMAP)の設定がカンタンに完了します。オススメ。

 Gmailのアカウント設定が終わると、[ツール]>[アカウント設定]>[オフラインとディスク領域]の[受信トレイのメッセージをオフラインでも読めるようにする]にチェックを入れておきます。ここにチェックを入れると、Gmail上のメールデータをUSBメモリーにコピーすることになりますので、現在Gmailに納まっているメールデータの量(Gmailのページの最下部に表示されてます) 程度の空き容量は必要になります。ちなみに下記画像は僕の現在の使用状況なのですが、2377MB(≒2.3GB)必要ってことになります。16GBなので余裕余裕。

 IMAP方式は、メールデータをサーバに保存しておいて必要な都度にアクセスしてメールを読むことを前提としていますので、その項目にチェックを入れておかないと、オフライン(ネットが繋がっていない状態)で読むことはできません。USBメモリーの空き容量が足りないときは、先ほどの項目にチェックしません。

(3)Thunderbirdをカスタマイズする

 メールソフトの場合は、フォルダを作ってそこにメールを振り分けていく、という使い方が一般的だと思いますが、Gmailではフォルダを作ってメールを管理する概念がありません。では、どうやって膨大な数のメールを管理していうのか、と言えば、「ラベル」という一種のタグをメールに貼って管理します。

 たとえば、Amazonから新刊本の告知メールが来たとします。Becky!を使っていた場合には、受信箱の直下に「ショッピング」というフォルダを作り、さらにその下に作った「Amazon」フォルダに、Amazonからのメールは振り分けられるように設定していました。同じように楽天から来たメールは、「ファッション」フォルダ直下の「楽天」フォルダに振り分けられていきます。

 Gmailではフォルダではなく、「ラベル」を貼ってメールを分類しますので、Amazonから来たメールには「Amazon」というラベル、楽天メールには「楽天」のラベルを貼ります。「Amazon」ラベルをクリックすると、今までにAmazonから来たメールが一覧で表示されるというわけです。ラベルは複数貼れますので、Amazonメールと楽天メールに「ファッション」というラベルを貼っておくと、「ファッション」ラベルをクリックするだけで、楽天とAmazonのメールが混じった一覧リストが表示されると言うわけです。

 Thunderbirdで見ると、ラベルはツリーフォルダで表現されていて、普通のメールソフトのような感覚で使えます。Gmailのラベルの概念って、なかなか馴染まないのですが、メールソフトで同期させることで違和感無く使えるようになるのではないでしょうか。

 ラベルの話はこれくらいにして、Thunderbird自体のカスタマイズに入ります。
 Thunderbirdはアドオンと呼ばれるプラグインを導入することで、機能拡張(extensions)できます。というか、機能拡張しないことには仕事で使えない、と言ってもいいほど。仕事メールにはつきものの、フッターの署名。それを自由に編集することすら、アドオン無しには難しいのです。とりあえず仕事で使うならば、最低限下の2つ入れておきたいところです。

Quote Colors Japanese Translations
 引用符のカスタマイズができるアドオン。デフォルトの引用符は「|」なので、「>」がいいという人はもちろん、引用符の色をカスタマイズしてもっと見やすくしたいという人にもオススメです。メールをやり取りしている内にすごい量の引用符になったりしますからね。

Thunderbird 用拡張機能
 上記のサイトで公開されているのが、Thunderbird上で署名を作成・編集できる「Signature Editor」です。

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