現代用語の基礎知識に「アサヒる」が納められた件

「アサヒる」「初音ミク」「ローゼン麻生」、現代用語の基礎知識に (ITmedia)

表題に上がっている語句は聞いたことがあるので、まぁいいんですが、実際に収録されている語句の1割くらいしか分からなくて、愕然としました。Web業界の人間なのに。

でもひとつひとつ解説を読むと大体知ってたことなので、一安心。「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」という言葉に馴染みが無くても、ぬれ煎餅で一躍有名になった銚子電鉄のHPに書かれていたと言えば、あーあれか、と思い出す方もいるでしょう。そういうことです。

流行語と言うより、流行事(りゅうこうごと)と言った方がしっくり来るんじゃないかなーとは思いますが、まぁそんな言葉が掲載されていますが、その言葉の背後にある事柄も含めて確認してみてはいかがでしょうか。

「アサヒる」なんてその際たる例で、そもそもの経緯は、流行ってもいない「アベする」という言葉を紙面に出して、Webで叩かれたわけです。流行ってねーよ、また捏造か、と。

今までは個人が表立って、そういったメディアの情報操作に反論する手段を持ってなかったわけです。それがWebの登場により、個々人の声を元気玉的に集約して、「おかしくね?」と言える様になった。そういう変化を如実に表しているように思うのです。未だに、KY(笑)の中日新聞みたいなメディアもありますが。

1999年の流行語大賞に「ブッチホン」が選ばれたとき、「それって流行っていたっけ?」「もしかしたら東京では流行っていたのかな?(そのときは長崎にいたので)」「ビジネスマンの間では流行っていたのか?(そのときは畳職人だったので)」と色々と思い悩んだものです。「そんなの流行ってねーよ、と思っているのは自分くらいじゃないか」と悶々としたのを覚えています。それから10年も経たずして、「それっておかしくね?」とWebで発信して、日本中の共感を得ることができる時代になったってのは、感慨深いですね。

相対的に個人の情報発信力が強くなったってことは、嗜好の分散化が進んで、「国民的なんとか」(歌、流行語、グッズなど)ってやつが起こり得ない状況になったんでしょうね。逆に、嗜好による「国民的なんとか」ではなく、喜怒哀楽といった万人の共通する感情を媒介とする「国民的なんとか」(最近では、亀田叩きとかね)がメインストリームになっていくのではないだろうか。

嗜好の分散化でブームを煽ることが難しくなった反面、不祥事などで猛反発を食らうリスクはめちゃくちゃ上がった、ということか。世知辛いですな。

#「くやしいのう」って、元ネタは、はだしのゲンだったのか、てっきりシグルイだと思ってた。まだまだ精進が足らないようで。(何の精進?)

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