カテゴリー : 2007年 12月

B級ハンターにはたまらない逸品、マッハバロン

「マッハバロン」は、1974年に放映されたロボット特撮モノ。前シリーズ「レッドバロン」、次シリーズ「ガンバロン」とともに、バロン3部作とも言われてますな。そのマッハバロンの第一話のあらすじをまずはご紹介。

嵐田博士は、ララーシュタイン博士とともに、ロボットの研究をしていたが、ララーシュタインがロボットを使って世界征服を企んでいることを知り、妻子を連れて逃げ出す。しかし、日本に向かっているときに、ララーシュタインのロボットの襲撃を受けて、乗っていた客船もろとも、嵐田夫妻は海に消えてしまう。

だが、船が沈む前に、嵐田博士は息子の陽に、ララーシュタインの世界征服計画の詳細を綴ったメモと、ララーシュタインのロボット軍団に対抗し得る唯一のロボット「マッハバロン」の設計図も託していた。嵐田陽は、からくも生き延び、日本にいる祖父の元に身を寄せるのだった。

そして、10年が経った。青年に成長した嵐田陽は、祖父の指導の元、マッハバロンの操縦をシミュレーションマシンで訓練する日々が続いていた。そんな中、マッハバロンの存在を知ったララーシュタインは刺客をさしむけて、嵐田博士(祖父の方ね)と嵐田陽抹殺を目論む。嵐田陽は難を逃れたものの、祖父は刺客に殺されてしまう。嵐田博士暗殺に成功したララーシュタインは、機は熟したとみて、ロボットを日本に送り込む。怒りに燃える嵐田陽は、完成したばかりのマッハバロンを駆って、敵ロボットに向かっていくのだった・・・

ここまでのストーリーを読んで、「あ、、この話はどこかで、、、」とピーン!と閃いた人はいるだろうか。
そう、このストーリーは、「マジンガーZ(1972年~)」そのまんまなのである。
ちなみに、マジンガーZの第1話はこんな具合、

古代ミケーネ人の遺跡で戦闘ロボット群を発見した、兜十蔵博士とDr.ヘル。
Dr.ヘルは、そのロボットを使って、世界征服を企てる。

一方、Dr.ヘルの陰謀を知った兜博士は日本に舞い戻り、Dr.ヘルのロボットと対峙するため、秘密裡にロボットを製造する。しかし、兜博士は、ロボット完成直後、Dr.ヘルの刺客に殺されてしまう。復讐に燃える兜博士の孫、兜甲児は、祖父の形見「マジンガーZ」を駆り、Dr.ヘルのロボット軍団に向かっていくのだった・・・

パクるにもほどがあるぞ!と言いたいほど、酷似している。
まるで、手塚治虫のジャングル大帝と、ディズニーのライオンキングのようだ。ちなみに、マッハバロンの容姿も、マジンガーZに酷似していて、カラーリングが真っ赤になっただけという徹底したパクりっぷり。 

設定、ストーリー、ロボデザインなど全ての点において、マジンガーZを超えていないところも、かなりトホホな感じでいい感じ。

とにかく設定が、甘々(あまあま)なのだ。
嵐田博士が渡航中、ロボットに襲われて死んでしまう。うんうん。悲しいねぇ。
そして残された設計図を元に、10年後、マッハバロンが完成。うんうん。頑張ったねぇ・・・
え??じゅ、10年も経ってんの?! おいおい、ララーシュタインは、10年間何やってた!

ララーシュタインは、バカまる出しなのである。
嵐田博士が殺された時点で、船をロボットで襲わせたことからも分かるよーに、既にロボットの準備はできている。しかしヤツは、マッハバロンが完成するまでの10年間、何ら世界征服に乗り出していない。とんだウサギとカメである。そんな一生懸命じゃないヤツに世界征服されたくないものだ。

加えていえば、ララーシュタイン製のロボットは、10年前の設計図を元に作られたマッハバロンに負けちゃうわけで、この時点でララーシュタインは自分の才能の限界に気づくべきなのだ。周りにいる友達は、ちゃんと教えてやった方が彼のためだ。「なぁ、ララーシュタイン、世界制服なんかやめちゃおうぜ。ぜってー、おまえに向いてないって」と。

ララーシュタインが送り込んだ刺客のまぬけさも、トホホポイントにあげておこう。
主人公、嵐田陽を襲った刺客達は、アメフト選手のような、というかまるっきりアメフト選手なんだけど、これがもう、まぬけ過ぎ。原っぱで、主人公に襲いかかるときの攻撃手段は、ラグビーボール型爆弾を蹴りつけること。
え??なぜ?よりによって、ラグビーボール??なぜ、真っ直ぐに蹴り飛ばすのが難しいラグビーボールで攻撃しようとするのか。サッカーボールの方がよくないか?いやいや、それより、野球ボールを投げつけた方が、確実だっていうか、普通は、銃じゃん、銃。暗殺っつったらさぁ。

これに対する主人公側も、かなり間抜け。
第1話途中まで、マッハバロンはまだ完成していない。だから、マッハバロンの存在は、トップシークレットで、主人公ですらどこで作られているのか知らされていない。(操縦の練習は、シミュレーターでやっている)
でも、ついにマッハバロンが完成して出撃したときに、その勇姿を見た、主人公の知り合いの刑事は「おおぉ、あれがウワサのマッハバロンか」。
・・・バレバレじゃん。みんな、マッハバロンのこと、知ってんじゃん。

そんなツッコミどころ満載のマッハバロンだが、26話で打ち切りになる。
大風呂敷を広げるだけ広げて、打ち切られたのである。それが幸か不幸かは、ララーシュタインのみぞ知る、である。

ただ、オープニングテーマはとにかく素晴らしい。マッハバロンの世界観に相応しいとは決して思わないのだが、これだけでご飯何杯もいけるくらいカッコイイ。YouTubeにもそのOPがアップされているのだが、ここではそれではなくて、OPに会わせてベースを弾いている動画をご紹介する。

一足早く大掃除

明日、テレビ局の取材がうちに来るということで、今日は朝からてんてこ舞い。
取材を受けるのは僕ではなくて嫁なので、気持ちは楽なのだけど、だからといって、大掃除の義務から解放されているわけではない。

たしかに家の中が荒れてきた、というか、モノが増えてきて何とかしなくてはいけないと考えていたところだっただけに、ちょうどいい大掃除のタイミングとなったわけですよ。

なんでこんなに本があるんだろ、というくらい本が溢れている。ひところに比べると読む数は減ったものの、やはり月に5、6冊づつは増えていくわけで、それが1年ともなれば、6~70冊に達する計算。そりゃ本もたまるわ。

近日オープンする予定の競馬本書評サイトのために、今までに集めた競馬本は100冊を超えるのだが、やはりこれを片っ端からデジタル化していかねばならないと決意を新たにした。

あと、デジタル機器のコードもなんとならんかなぁ。数が多い上に黒色ばかりでこんがらがる一方。伸縮自在の電源コードとかカラフルな電源コード(カラフルなLANケーブルはあるけど)ってないもんでしょうかね。

#追記(12月16日)

 取材終わった。12時半頃から始まり、全部終わったのが16時半。4時間か。嫁、ご苦労様。しかし使われるのは、1~2分、ということらしい。

 予想はしていたのだが、僕も出演した。そこが使われるのかどうかは分からないけど。ちなmに12月19日(水)のズームイン麻の7時40分頃の放送(予定)、どんな風になっているのでしょうね。くわばらくわばら。

ドリコムの光と影

ベンチャーじゃないとこから見たドリコム (京の路)
ドリコム退職にあたり(宮崎謙介⇒加藤謙介(@ドリコム)の誰にも見せないつもりの日記)

 期せずして同じ日に、ドリコム関係者2名から記事をアップされた。

 実際の記事を読んでいただきたいのだが、僕はこれをどのように判断すればいいのだろう。真武氏の「大ジョブっすよ」、加藤氏の「人を大切にできないトップは頭から会社を腐らす」、共に自身が感じていることなんだろうと思う。 真武氏は開発チームで、加藤氏は人事、職種や役職で受け取る会社の内実は大きく隔たりがあるのだろう。

 加藤氏の言葉は切ない。
 ドリコム社長がお父さんで、加藤氏がお母さん。加藤氏が集めてきた新卒の社員が幼い子供だとすると、離婚して出て行くお母さんが「ここのお父さんは腐ってる」と捨てせりふを残して去っていくようなものだろうか。

 残された子供達はどう思うだろうか。
 「お母ちゃん、そりゃないよ。お母ちゃんはもう縁が切れるからいいけど、僕達はそのお父ちゃんとこれからも暮らしていかないといけないんだからさぁ」

 それを見ていた長兄の真武君は家を出て行っても普通に食っていけるので、「僕は全然大ジョブっすよ」と言っている様な感じ?

Google Analyticsのトラッキングコードが変更されていた

Googleが提供するアクセス解析サービス「Google Analytics」のトラッキングコードが修正されていました。このトラッキングコードはアクセス解析したいページのhtmlに付け加えなくてはいけない文言です。(文言って言い方もヘンだけど)

ちなみにこのサイト、というかブログはMovable Typeで構築されていますが、こういう全ページに渡るような修正の場合、ほんと便利。これを1ページ1ページ修正しなくてはいけない、なんてことになると泣きそう。

フッターの部分を切り分けて、footaer.phpとしてモジュール化していますが、そこの部分に新しいコードを貼り付けて、再構築して終了です。ものの10分もかかりません。一応、その手順を書いておきますね。

(1)新しいトラッキングコードを取得する

(2)コピーした新しいトラッキングコードをMovable Typeの該当するテンプレートに貼り付ける

※追記(12月21日)

Googleアナリティクス ga.jsの新しいトラッキングコードへの移行は少し待ったほうが良い!? (WEBマーケティングブログ

新しいコードだと、アクセス解析の一部のデータが文字化けするようです。というか文字化けました。まだ解決していないようなので、お気をつけください。

週刊e-Reportの作り方(購読RSSフィードを公開します)

 ドラゴンフィールドが毎週木曜に発行しているメールマガジン「週刊e-Report」の編集発行を担当しています。その中で、好評を博しているのが、e-Report冒頭のニュースダイジェストというコーナーです。これは先週のe-Report発行後から、今週のe-Reportの発行までにIT系ニュースサイトに掲載された、各ITニュースの中で「お!これはチェックししておかねば!」と僕が感じたニュースを毎号30個ほど紹介しているコーナーです。

 他にも、「お!これは興味深い」と感じたブログ記事を紹介する「blog clip」や、1週間の間に発表された統計データ系のニュースを紹介する「データダイジェスト」もあり、これら3つのコーナーを見るだけで、IT界隈の流れがなんとなーく把握できます(たぶん)。

今回はそのニュースの集め方をご紹介したいと思います。

 ニュース収集作業で使っているのは、RSSリーダーだけ。
 RSSリーダーといっても色々ありますが、僕が使っているのは「フレッシュリーダー」。サーバーインストール型のRSSリーダーで、自分のサーバー(このブログのサーバです)に置いてます。会社、自宅、実家、出張先とどんなところにいても、ブラウジングが出来る状況であれば閲覧できるメリットは大きいです。

 以前は、Headline-Readerも使っていましたが(いまだにRSSリーダーとしてはこれが一番使いやすいと思う)、PCにインストールするタイプなので、自宅と会社のPCにそれぞれインストールしなくてはいけない、RSSフィードの同期が取りにくい(できないことはないけど)、PCがクラッシュするとかなり悲しいことになる、などの理由から乗り換えました。ちなみに、フレッシュリーダーに落ち着くまで、10個くらいのRSSリーダーを使っています(Bloglines、Livedoor Reader、といったメジャーどころから、ThunderbirdやSleipnir、海外のRSSリーダーまで色んなタイプ試した)

 フレッシュリーダーを使うもうひとつの理由。それがブックマーク機能です。Livedoor Readerの「ピン」と同等の機能だと思うのですが、気になった記事を次々とブックマークしていきます。一日に何百と流れてくるRSSフィード情報の件名だけをかなりスピードで流し読んでいき、ブックマークを付けていきます。そしてあらためてブックマークを見直して、良かった記事はそのまま残して、そうでもなかった記事はブックマークから削除いきます。そして1週間分の記事をまとめて、e-Reportに掲載します。

 「大事なニュースを見逃すんじゃない?」と心配される方もいると思いますが、ほとんどの場合、心配要りません。
 たしかに見逃すことも無くは無いのですが(そんなに無いけど)、有益な記事であれば、必ずどこかのソーシャルブックマーク(SBM)に捕捉されます。では、「SBMだけを追っかけていればいいんじゃないの?」と思う方もいると思いますが、僕のように仕事としてニュースを集めるというのでもない限りそれで充分だと思います。僕の場合、SBMでスルーされている記事に光を当てたいという思いがあり、SBMに100%頼っていないというだけですので。

 そんなわけで購読している各ニュースサイト・ブログのRSSフィード約420個を公開します。
 sitelist.xml
(右クリックで保存してください)

 ITとは関係の無いフィードも混じっていますが(競馬系のやつとか)、そのまま公開します。カテゴリー分けされてますが、これも相当適当です。

 また、GoogleやMicrosft Live Searchの検索結果RSSフィードもありますが、これは「オープン」でブログ検索した結果のRSSフィードです。僕が手がけている「WEB FLASH」は企業サイトのリニューアル情報を掲載しているのですが、その情報収集のために「オープン」という検索キーワードで検索をかけて、いち早くサイトの公開情報を掴もうと試みています。とはいえ、Webサイトのオープン情報が引っかかってくることが少ないので、検索キーワードを見直すべきでしょうね。 

たまひよ2007名前ランキングは壮大な釣りなのでスルー

たまひよ2007名前ランキング

 今年生まれた子供の名前ランキングがベネッセから発表されてます。
 もっとも調査対象が、「たまひよの直販商品をご利用いただいたお客様」ということで、実際の戸籍データに基づいた統計データではない、ということはまず注意しておきましょう。

 んで、気になるランキングなんですが、

  男の子 女の子  
1位 大翔(ひろと) 陽菜(ひな) 1位 
2位 悠斗(ゆうと) 葵(あおい) 2位
3位 颯太(そうた) さくら 3位
4位 翔太(しょうた) 結衣(ゆい) 4位
4位 蓮(れん) 結菜(ゆいな) 5位
6位 悠人(ゆうと) 美羽(みう) 6位
6位 優斗(ゆうと) 凛(りん) 7位
8位 優太(ゆうた) 美優(みゆ) 8位
8位 大輝(だいき) 優奈(ゆうな) 9位

他にも、24位「流生(るい:流浪するみたいでイメージ良くなくない?)」、29位「心音(ここね:普通に「心音」って医療用語があるので微妙じゃね?)」、83位「昊(そら:こういう漢字があることを初めて知った。夏の空という意味らしい。パッと見、臭みたいだけど)なんて、眩暈がしそうな名前がズラズラと並んでいます。いいのか、これ?

 さて、1位からして読み仮名を振ってもらわないと読めない名前なんですが、本当にこういう一発で読めない名前が増えたら嫌だなぁと個人的に思います。語感重視で、文字に込められた意味をないがしろにしてるような感じがしてちょっとね。

 ちなみに、このランキングを見ると、実は男の子1位の名前でも、占有率は0.69%、女の子1位は0.87%しかありません。つまり1位の名前といえども、100人に1人いない計算になります。1学年に1人くらいは大翔君がいるかなぁくらいの占有率ですね。90位くらいになると占有率0.1%程度で、1,000人に1人いるかなぁくらいの占有率になってしまいます。

 1位から90位くらいまで足しても占有率は20%程度ですので、どんだけ名前が多様化してるんだよ、という感じですね。こういうときって、上位2割が全体の8割を占める、みたいになるのが常なのに。なので、このランキングを見て、DQNっぽいネーミング多くない?と嘆いている方はご心配無用です。(もっとも残り80%に、90位くらいまでの名前が可愛く見えるほどのとんでもないDQNネームが隠されている可能性は否定できませんが)

 かく言う僕の名前は、4月10日の春ド真ん中に産まれたんで、正春、
 まさに春!ですわ。・・・安直すぎないか、親よ。でもまぁ、この名前で嫌な思いをしたことないんで、その点では親に感謝しています。

インタビュー記事をまとめやすい企業ほど良い企業である説

 現在、先日デジパの取材記事をまとめているのですが、実にまとめやすい。インタビュー記事は多かれ少なかれ苦労はつきものなんですが、今回のケースに限れば相当、楽です。

 もちろん取材を受けてくれた人が、無口というよりは、立て板に水の如く雄弁に語ってくれた方がまとめやすかったりするのですが、必ずしも雄弁さと語っている内容の濃さが正比例するとは限りません。

 2時間くらい語っていただいたのにも関わらず、後で取材音声を書き起こしてみると、スカスカな内容や矛盾だらけということも結構あります。取材中は、その勢いやスピードに圧倒されて、もっともらしく頭に入ってくるのですが、取材を終わってその場を去った瞬間に何を語ったのかまるで印象に残っていない、ということもあるのです。

 たとえ口数が少なくても、生懸命に考えて自分の言葉で伝えようとしている人は、やはり心に響いてきます。(語っている内容の絶対量が少ないので、まとめるのが大変だったりしますが)

 色んな企業をインタビューをしましたが、インタビュー記事をまとめやすい企業は、良い企業ではないかという結論に至りました。ここでいう良い企業というのは、事業規模が大きい・歴史がある、ということではなく、従業員が生き生きと働いているという意味合いです。特に社長以外の人がインタビューを受けた場合、その人がきちんとその企業のビジョンや歴史を語れるというのは良い企業で働いている証拠です。

 一方、自分の会社のことにも関わらず情報があやふやだったり、自信無さげだったら、企業のビジョンがその人に息づいていないということになります。特に取材相手の指定をしない場合、取材を受ける人は管理職以上の方がほとんどですので、それだけ偉い立場の人が会社のことをしっかり語れない、ということはそれだけ会社のバックボーンが弱い、ということになってきます。あるいは、会社の情報に精通していない人材が取材を受けるという人材の層の薄さも示しています。

 その点で言えば、デジパの加藤さんは立派に会社のビジョンを話されていました。話されている内容に首尾一貫していましたし、Web業界と真剣に向き合っている印象を受けました。(自身のブログを持っているということも大きいのかも)

 もし会社の説明会を受ける機会があるのなら、その音声を録音して、後日聞き直してみることをオススメします。その場では分からなかったことが見えてくるかもしれません。  

Googleエイジングフィルタにもどかしい日々が続く

このブログを開設したのが、8月下旬。それから3ヵ月半経過したわけだが、なかなか検索に引っかかってこない。オープン後の半年ほどは検索対象から外される、あるいは検索順位が低く設定されるといういわゆるエイジングフィルタ(Aging filter)に引っかかっているのだろうと思うのだが、分かっていてももどかしい。

エイジングフィルタだと思っているけど、実は検索エンジンにクロールされていないんじゃないのか、あるいはGoogle八分にあっているんじゃないのか、という不安に駆られるのである。特にこのブログはあまり宣伝活動をしていないので、天文的な確率で辿り着いた人達しか見てくれていない。徐々に増えてきてはいるものの、微々たるものだ。

ネタフルのコグレさんは、「とりあえず半年は辛抱して続けること」と語っているが、半年経てばエイジングフィルタが解除されて、検索に引っかかってきやすくなる、という意味も含まれている。頭では分かっているが(SEOの本を書いたくらいだし)、不安は消えない。

3ヵ月後の僕がこの記事を読んで、「そんなことで悩むことなかったのに」と笑ってくれるだろうか。

サービスプロバイダー(笑)

こないだ東急バスに乗っていたら、案内のアナウンスが流れた。

「一日乗車券を車内にて販売しています。お求めの方はサービスプロバイダーにお声がけください」

サ、サービスプロバイダー!?な、なんですか、それは。

プロバイダーっつったら、ネット接続業者しか思いつかないが、ここではどうやら運転手のことらしい。

「普通の運転手とはひと味違うぜ、一流のサービスを提供しますよ!」という意気込みをヘンなカタカナ語に託していると思うのだが、そのアイデアには乗客の視点が圧倒的に足りてない。その心意気は買うけども、運転手、乗務員で十分なんじゃないか。蔑称って訳でもないし。乗客の頭上に「?」マークが浮かぶような名前はどうかと思う。

もいっこ、転職系メールマガジンから。
「コーディネーター/ステージキャスト」という職業からどのような仕事を想像できるだろうか?
これは引越業の募集職種である。前者がいわゆる営業で、後者が実際の引越し作業を行なう作業員のことだ。分かりづらいなんてレベルを超えているよね。「わ!ステージキャストってカッコイイ!働きてぇー」と感想を持つ人間がどれだけいるのか、という話だろう。

電王の失速っぷりに仮面ライダークウガに想いを寄せてみる

 仮面ライダー 電王の失速ぶりが著しく、2クールくらいでいいんじゃないのか、と思ったりもする。平成仮面ライターシリーズはいつも中盤くらいまでは面白いんだけど、なんかグダグダしちゃって終わりを迎えるパターンが多い。この辺は戦隊シリーズが年中を通して安定感を持って楽しめるのと対照的だ。

 仮面ライダーでは敵が等身大ってことで、強さのインフレが起こりにくいという要因があるかもしれない。そのため敵の正体に含みを持たせて引っ張るんだけど、結局、膨らんだ伏線を回収できるほどの答えができていないのが常である。ここ数年で一番面白かった仮面ライダー カブトと言えども、その呪縛からは逃れなかった。

 閑話休題。
 平成仮面ライダーシリーズの方向性を決定付け、しかも僕の中では未だにぶっちぎりのマイベストが、「仮面ライダー クウガ」である。オダギリジョーの初々しい演技が光り、葛山信吾演じる一条刑事とのコンビネーションが最高だった作品だが、やはりいわゆる仮面ライダーもののお約束の世界観に、リアリズムを吹き込んだ実績はやはり大きい。

 幼い頃、昭和仮面ライダーを見ていた僕は、常々ギモンを抱えていた。
 「なぜ敵怪人が一体づつしか登場しないのだろうか?」
 本当に日本や世界を支配したいと思うのなら、怪人を大量に導入すればいいじゃないか。仮面ライダーがいくら強いからといって、日本各地にたくさんの怪人が同時に出現すれば、全てフォローをしきれるものではない。だのになぜ?一体づつしか登場させないのか?不思議だった。

 他にも、成功目前までいった日本占領作戦があったとする。すんでのところで、仮面ライダーに阻止されたとしても、欠点を反省しつつ、再び同じ作戦を遂行すればいいものをそんなことはしない。次回は別の作戦を立てるのだ。あいつら、馬鹿か。小学校に行くか行かないかの僕ですら、敵組織を馬鹿にしてた。

 クウガでも、毎回怪人は基本的に一体づつしか出てこない。仮面ライダーのフォーマットを守っているわけだが、従来の敵組織とは決定的に違う。その設定の巧みさには、ほんと感心してしまう。

 敵怪人の目的、それは人間を殺すことにある。人間が動物を狩るように、敵怪人は人間を狩るのである。そしてその狩りは一定のルールに基づいたゲームの体裁をとっている。敵怪人は、自分が決めたルールにそって、殺人していく。そして無事に予定殺人者数をクリアした場合には、怪人ヒエラルキーの上位に登ることが許される。そしてランクが上がれば、さらに複雑で達成困難なルールの殺戮ゲームに挑むことになる。

 敵同士はあくまでもライバルなのだ。蹴落とす対象でしかない。だから一体づつ出現するし、仲間がクウガにやられようとも気にしない。むしろ、仲間が倒されることを願ってさえいる。ライバルが減るからだ。そーいう生来の戦闘種族がクウガの敵であり、人間狩りをゲームとして楽しんでいるから、大量殺戮兵器など使用しないで、基本的に肉弾戦で戦いを挑んでくる。(そーいうチマチマした殺人が面倒くさいって怪人も中にはいて、手っ取り早く飛行機を落としたりして、効率よく殺人者ノルマを達成しようとしてたりしてた。そんな敵怪人の個々の個性や、敵怪人独自の言語や文化などがストーリーに深みを与えていた)

 それで最終回のひとつ前の回。怪人達のヒエラルキーの頂点に立つ最強の敵怪人と対峙するクウガ。吹雪が吹きすさぶ中、殴りあう両者。クウガと怪人は殴りあい、傷つけあう。そして、時折、雄介と怪人の人間体(怪人は普段人間の姿をしていて、世間に紛れている。最強の敵怪人の人間体はあどけない少年の姿)が血まみれになって殴りあうイメージシーンが挿入される。

 この雄介と少年が殴り合うシーンが強烈。顔を朱に染め拳をふるう少年、顔には満面の笑みを浮かべている。戦闘種族の彼にとって、戦闘と殺戮こそが喜びなのだ。一方、主人公・五代雄介は泣いている。泣きながら拳をふるう。争いにしか喜びを見出さない敵怪人に対し、またその犠牲になった人達を忍んで、、戦いの虚しさを感じながら。そして殴り合って、この回は終わりである。

 最終回が気になるでしょ?一体どっちが勝ったのさ?って。どーいう展開になったのさ?って。
 そして、最終回、
 最終回冒頭、警視庁の一室では、刑事達が敵怪人たちとの捜査ファイルを整理している。五代と共に闘った刑事達は、五代のことを語りだす。(五代雄介=仮面ライダークウガ、ということは警視庁も知ってるし、協力もしてる。一条刑事とは親友だし。周りの知人友人もみんな知っているのね)「あいつはいいヤツだったなぁ」みんな口々にする。

 なんと最終回は、知人友人が五代雄介の思い出話を語ったりして丸々一話が終わるのだ。その会話から、五代雄介がラストバトルに勝利し、どっかに旅立ったというのが分かる。五代雄介はこの回、ラスト数分しか出てこない。どっかの海外の浜辺で外人の子供達と戯れているだけ。

 最後の最後まで、とんでもないことをやる番組だった。視聴者はおそらく最終回は壮絶なラストバトルの続きとエピローグで終わると思ってたはずだ。僕もそうだった。すごい肩すかしを食らってしまった。だけど、五代雄介という、仮面ライダー史上最も争いが似合わないキャラクターにとっては、これが正解だったんだなって思う。爽やかな後味を残して、五代は旅立っていった。

 最終回にラストバトルではなく、余裕を持たせたエピソードを持ってきた時点で、平成仮面ライダーの金字塔となることは決定付けられたといえるかもしれない。