カテゴリー : 2007年 12月

(酒を)飲む前に(牛乳を)飲む

「翌朝に残らない」酒宴のコツ(日経BP)

忘年会のシーズンが終わったと思ったら、次は新年会が待ち受けていますよ。その前にも、クリスマスに正月とビッグイベントが待ち受けています。自分の都合と相談して出られるのならばそれに越したことはありませんが、出ないわけには行かない、という酒宴もあるわけで、となれば、いかに翌日に残さないように飲むかということに気持ちを切り替えましょう。

ちょっと古い記事ですが、賢い飲み方を提唱しています。

いきなりアルコールを飲んでは、空腹の胃にダメージを与えてしまう。胃の粘膜に直接アルコール分を吸収させるのは、避けたい。

 胃を守る方法としてお勧めなのは、アルコールを飲む前に、胃の粘膜に「膜をはる」効果が期待できる乳製品や脂肪分を含む食べ物を少しでも胃に入れておくこと。例えば、牛乳やチーズなどだ。とはいっても、お酒を飲む前に牛乳などを口にするのは、抵抗がある人もいるかも知れない。

 この場合、「1粒のチョコレートでもいい。それだけでも、胃の表面に膜をはって、アルコールが直接、胃に悪影響を与えるのを防ぐことができる

ふむふむ。
酒の席に向かう途中で、コンビニに寄って、ササッと牛乳を飲んでおけば、ちょっと安心ってことですね。
もいっこ、二日酔い系のネタ。上と同じく日経BPの記事です。

二日酔いしない飲酒量は計算式でわかる!

酔わない酒量をはじき出す計算式が書かれています。おそらくこれは平均的な値で、下戸の人や酒豪の人ではまた状況は変わってくるんでしょうが、目安にはなるはず。上の二日酔いにならないための防止策と併せてチェックしておきましょう。

M-1 グランプリ 2007を終えて

M-1 グランプリ 2007が終わった。
それぞれのコンビの感想を書いてみる。

・笑い飯
年を重ねるごとに、視聴者(少なくとも僕は)が望んでいない方に進んでいるような気がする。M-1は短期決戦なので、笑いのコンボを積み重ねていくことが、とりあえずの勝利の条件となる。
ボケ+ツッコミのワンセットで、ひとつの笑いをカウントするところを、ボケにボケを重ねることでふたつの笑いをカウントする、という逆転の発想で、一躍、M-1の申し子としての地位を獲得したが、笑いが掛け算ではなく足し算にしかなっていないところで、いいところまで善戦するんだけど、優勝を後押しするような爆発力には成り得ない、というもどかしさを毎回感じる。しかし、ネタとして完成させようとして、逆に持ち味をスポイルしているような感もある。今回は特に時間の使い方がもったいなかったなぁ。
「奈良県立民俗博物館」をもう一度やってもいいんじゃない?

・POISON GIRL BAND
M-1にはこだわらない方がいいんじゃないのかぁと毎回思う。シュールさや間で笑わせるような笑いは絶対にM-1では勝てない。ここで求められているのは、やはり「しゃべくり」の力である。
もっとも、彼らの方向性を今回M-1用にチューニングしてきたのは分かった。分かったけど、やはり厳しい戦いを強いられましたね。爆笑ではなくクスクスと笑わせるようなネタが彼らの持ち味なのだからそれを発揮できる場で勝負すべきで、M-1に出続けることで逆に、面白くないコンビとして認識されてしまうのではないだろうか。
最強馬ナリタブライアンでも、短距離を制することはできなかった。やはり適正というか、持ち味を活かすフィールドを選んだ方がいいんじゃないだろうか。

・ザブングル
しゃべくり漫才のようなコントでしたね。
ひとりが何かを再現して、それにツッコむようなスタイルだと、そこに織り込める笑いの数が限られてくるので、M-1だとちょっと厳しい。ストーリーで笑わせることになってしまうので、よくできているが、爆笑にはつながらないというパターン。あと加藤歩の壊れ芸に、客席がちょっと引いていたような気がするのは僕だけだろうか。
「悔しいです!」を封印したネタも見てみたい。

・千鳥
審査員と僕の採点がかなり乖離していたのがこの千鳥。僕はもうちょい点数が高くてもよかったかなぁ、と思いますが、今考えると笑いポイントがちょいと少なかったかなぁ、とも思います。密猟者、和民、犬のモノマネ、この3つがうまく組み合わさったオチが来ると、評価が違ったのかも。僕はあのオチで十分面白かったですけどね。

・ トータルテンボス
一言で言えば、ソツが無かった、というか手堅い内容でしたね。普通に面白かった。
ただ「しのびねぇな」「かまわんよ」といった言葉遊びがちょいちょい入るんですが、僕はそれはあんまり受け入れなくて、日ごろあまり使わない言い回しを使うという面白みよりは、ちょっとくすりとするような小ネタをはさんでみました的な自己満足を感じてしまう。そのお約束の掛け合いが好きな人も多いと思うのですが、僕は要らないと思う。ライトな内輪受けを見せられているようなので。

・キングコング
両者ともえらい早口なので聞き取りにくい。漫才後に今田耕司が「全力疾走」と評していましたが、西野・梶原両氏がすごく緊張していたのか、すごいアタフタ感を感じました。とにかくスピードを上げて、笑いの数を重ねていこうという戦略は分かるのですが、それをコントでやっているために全体的に雑になっている感がした。地に足が付いていない感、というか。頑張ってます、努力しています、というのが先に出てしまってて、素直に笑えないとでも言うのかな。西野はもうちょいどっしりとしていてもいいと思うんだよね。

・ハリセンボン
「Don't Touch Me!」は笑ったけど、他の箇所でそこまで笑った記憶が無い。でも決勝戦で見たいのは、トータルデンボスでもキングコングでもなくてハリセンボンだったりする。南海キャンディーズと一緒で、他にどういうテイストのネタをやるのかなぁって気になる。トータルテンボスもキングコングも大体ネタの方向性が読めるじゃない、事実決勝戦も同じようなネタだったし。ハリセンボンはどういうネタをやったのかなぁ。案外引き出しの数は無いような気もするけど。

・ダイアン
一番時間の使い方がもったいなかったコンビ。大竹まことも言ってたけど、ボケが舞台袖に引っ込んだり出てきたりを3回繰り返してしまった。その移動の時間は、笑いの数は増えないわけなので、純粋にネタの密度が薄くなってしまった。

・サンドウィッチマン
お笑いについては相当詳しい部類に入っていると自負しています。でも、このサンドウィッチマンは全く知りませんでした。立ち位置もほとんど動かず、シチューエションコントの掛け合いだけで笑いの数を積み上げていった。その数が、そのまま点数に繋がった感じ。普通に面白かったですよ。吉本の力関係的にサンドウィッチマンの優勝は難しいかなぁ、とも思ったのですが、優勝できましたね。

総評
今回は、笑いの数が多かったもの勝ち、というある意味分かりやすい戦いでした。フットボールアワー、アンタッチャブル、ブラックマヨネーズ、チュートリアルと、ネタの最中から勢いが加速してそのまま優勝という流れが続いていたことを考えれば、正直物足りなさを感じました。ソツが無いけど、ある程度、展開が読めるというか、想定内に納まってしまう笑いというか、そういったコンビが大半でした。M-1対策が練られてきているからだと思いますが、笑いの掛け算が起きるようなコンビが出てこないかなぁ。

人生のタイミングでは、必ず河井継之助の言葉を思い出す

自宅にはあまりに読み過ぎてしまった為に、表紙がボロボロになってしまった本が3つ(正確には17冊)ある。

ひとつは、「銀河英雄伝説」(田中芳樹著:徳間書店:全10巻、外伝4巻)
次に、「競馬必勝本の新理論 バージョン8」(KKベストセラーズ)

そして、「峠」(司馬遼太郎著:新潮文庫他:上下巻)である。この3つの本は、僕の人格形成に大きく影響を与えているが、今回は、「峠」について語ってみる。

「峠」は、幕末を生きた長岡藩士「河井継之助(かわいつぎのすけorつぐのすけ)」の半生を綴った歴史小説である。
彼は、幕末の乱世において、長岡藩家老上席として、長岡藩を幕府にも薩長にも迎合することない武装中立の一都市に仕立て上げようとした人である。だが、血と戦を欲する時代の前に、彼は42才の若さで、その志半ばで戦場に散っていった。

彼の人為を徳富蘇峰の言葉を借りて表現してみると、
「継之助は、西郷隆盛と大久保利通と木戸孝允(←彼らを維新の三傑という)を足したより大きいとは言えないが、彼らを足して3で割ったよりも大きかった」

小国の一家老に、ここまでの評価を下されるというのは、かなり特殊なのではないだろうか。凄え。

実際の業績は、「峠」を参照していただくとして、僕が最も惹かれるのは、彼の行動力・判断力・決断力などなど、全て私には無縁な「力」を持っていて、それを駆使し得た、という事実。ほんと憧れる。

僕は相当に優柔不断な人間で、とにかく意志が弱い。ダメダメなんである。問題が起きれば、逃げ出したいし、巻き込まれたくない。でも、いい格好はしたい。そんな人間である。

それでも断固たる決意で、事態にあたらなくてはならない時が、年に数回やってくる。来年早々に退社し、新たなる人生を踏み出さん、としている今現在も迷いの中にいる。逃げ出したい。全部放り出したい、という誘惑が頭をもたげてくる。そんな時私は、迷いを吹き飛ばし、渇を入れてくれる、「峠」の一小節を思い出す。

これは、滅び行く徳川家のために一肌脱ぎたいという主君に対して、継之助が思索を巡らすというシチュエーションでのセリフである。もちろん継之助は無用なトラブルは避け、国力を温存したいと考えている。(新潮文庫版「峠」上巻:537P)

そんな甘さで、今後、時代の大暴風(おおしけ)のなかで藩の舵が取ってゆけるものか。
たとえば、こういうことだ。藩のためにもなり、天下のためにもよく、天朝も喜び、幕府も笑い、領民も泣かさず、親にも孝に、女にももてる、というような馬鹿なゆきかたがあるはずもない。
何事かをするということは、結局はなにかに害を与えるということだ。何者かに害を与える勇気のないものに善事ができるはずがない。(一部抜粋)

迷いの中にいる時、このセリフはガツンと効く。
(確かにこのセリフは、司馬遼太郎の創作であることは分かってるんですが、彼の生き様を見事に捉えたセリフと言えましょう)

ただこの考え方を拡大解釈しちゃうと、「自分が信念を持って行動すれば、多少の犠牲なんて気にしないぜ」となり、自己中が加速する恐れがあります。要注意。

ともかく「峠」は、私にとっては「竜馬がゆく」よりも体温が上がるアツイ作品です。ご一読あれ。

あの「USBあったか手袋」の2008年モデルが出た

USBあったか手袋 2008年モデル (サンコーレアモノショップ)

 冬、PCを触ってて困るのが、手がかじかむこと。指が冷えてきて、キータッチもままならないなんて、書き物商売では致命的な事態なのです。というわけで、冬は手袋を装着してPCに向かうことになりますが、そんな折り、USB接続で温かくなる手袋が発売された、というニュースを聞いたのが2005年でした。

 まさかその「USBあったか手袋」の2008年モデルが発売されているなんて!

 2005年発売されてたバージョン1をソッコーで買い、続いてバージョン2も買い、と2バージョンのUSBあったか手袋を持っています。正直、バージョン1はひどかった。迷彩模様というオフィスでは絶対に使えないデザインに加え、なべつかみに指先を出す穴がついているようなおよそ非実用的なデザインに、社内から失笑を買いまくっていました。ほんと金返せ、と怒りを禁じえませんでした。
参考記事

 続くバージョン2は、それらの欠点を見事に解決していました。手袋然としたフツーのデザイン。指先を出すことも覆うことも可能な実用性。バージョン1と比べたら、WiiとViiくらいの差ですよ。

 ただやはり欠点があって、USBケーブルで繋がっているため非常に作業がし辛い。ケーブル自体が邪魔くさいのはもちろん、トイレなどに行く際、席を立つときには手袋を外さなくてはならない、温度調整ができないのでしばらくすると暖かくなりすぎてしまう、といった、微妙な使い辛さがあって結局使わなくなってしまいました。

 2008年モデルの写真画像を見る限り、ケーブル自体が途中で外れそうですね。しかも温度調整も2段階でできるみたいです。ふむふむ、これは期待できるかも。

鼻呼吸でインフルエンザを予防する

免疫力をアップしてウイルスを撃退しよう!(Web担当者Forum)

 インフルエンザの流行や、イベントが続く季節だったりして、なかなか体調管理が難しいのですが、インプレスR&Dの「Web担当者Forum」サイトで、体調管理のTipsが公開されています。人を呪わば穴ふたつ、という諺がありますが、インフルエンザも同様で、周りの人も巻き込んでしまいます。電車の中で激しく咳やクシャミをしている人間を見ると軽く殺意が湧いてくるほど迷惑です。

 さて、予防の前提条件として、

夜10時~夜中の2時は、免疫力が落ちる時間帯です。忘年会や新年会の時期には難しいかもしれませんが、できるだけ人ごみを避けるように気を付けましょう。ウイルスは乾燥した冷たい空気が好きなので、室温は20~25度、湿度60~70%を保つと激減します。

 とあります。ふむふむ。
あといくつか、免疫力を上げるためのTipsが紹介されていますので実践していきたいと思います。

 んで、3番目に「鼻呼吸をしよう」と紹介されています。そこで思い出したのが、水道橋博士が紹介していた「口閉じテープ ネルネル」。寝るときに口に絆創膏を貼って、鼻呼吸を促すというものです。「えー、口にテープ貼って寝るの?」と抵抗を感じる人も多いと思いますが、水道橋博士曰く

 端的に言えば、簡単に使え、皮膚に優しく、適度な粘着力で安心だ。

 最初は、猿ぐつわをされるような、マゾっ気のあるものを連想していたが、大きさは絆創膏程度で、抵抗感はない。素材は通気性がよく、上下に伸びにくい不織布。商品開発後10年を経ているようなので、試行錯誤の末、粘着力を調整しているのだろう。息苦しいと思うほどの口封じでもない。

 さらに、6時間程度の睡眠中、一度も外さなくても、かぶれや、肌荒れなど起こることはなかった。

 俺は、2日で慣れてしまった。つまり誰にでも使いやすいものであることを実感したわけだ。起床時、へんとう腺がガラガラする不快感、口腔内の乾燥がないのも新鮮な実感であった。

 Amazonに売っていたので早速注文してみました。インフルエンザは予防接種を受けたとしても、効果が表れるのが1~2週間経ってからなので、今現在、インフルエンザにかかるわけにはいかない、という人(大抵の人はそうでしょうが)は上記の予防法を実践してみてはいかがでしょうか。僕はネルネルを試してみることにします。

追記(12月23日)
 一昨日届いたので、2日使った使用感を書いてみる。
 水道橋博士のレビュー記事にもあったように、たしかに辛くない。気になって眠れなかったり、寝苦しくて起きるなんてことは少なくともこの2日間ではなかった。もっとも寝付きやすい&朝まで熟睡できる体質というのも影響しているかもしれない、寝付きが良くない、とか睡眠が浅いって人には、もしかたら気になって睡眠が阻害されるかもしれない。

 鼻炎なので、鼻呼吸だけって大丈夫なのかな、と思ったけど全然大丈夫だった。花粉症全開で、鼻が終始詰まっている時期ではどうなるか分からないけど今の時期は問題無さそうだ。問題は、これをいつまですればいいのかってこと。自然と鼻呼吸に移行できていれば外してもいいはずなんだけど、それをどうやって確認すればいいのだろうか。

冒険野郎マクガイバーになりたくて

僕は、アメリカのヒーロードラマが好きなんですが、エアーウルフ、ナイトライダー(最近、リメイクが決定したけど)、シークエストなどなど、その中でも最高に好きなのが、「冒険野郎マクガイバー」。

このドラマは、主人公マクガイバーが毎回冒険するというもの。
彼は、危険な場所に潜入する際でも武器を持ちません。銃一丁すら携帯しないのです。(※)
ナイフは持ってますが、武器というより、工作道具として使います。彼は、色んなトラブルに巻き込まれたり、ピンチに陥ったとき、そこら辺のモノを工夫して危機を脱するのです。
(※:マクガイバーを演じるリチャードディーンアンダーソンは、実生活でも拳銃を所持しないんだって。別に役作りとかじゃなくて、本当に銃が嫌いだそうです。マクガイバーは彼にピッタリの役だったのですよ)

たとえば、タンクの破損した箇所から硫酸が漏れ出したために有毒ガスが発生し、非常に危ない状態になった話がありました(92話の「決死の救出作戦」)。会話形式で再現してみます。大筋は間違ってないんですが、会話の枝葉など覚えてませんので全部僕の脚色です。しかもアメリカドラマ風に読んでもらえると幸いです。

連れの女:マクガイバー見て!タンクから硫酸が漏れ出してる!
マクガイバー:これはまずいな、、、(←マクガイバー脳フル活動中)、ところでチョコレート持ってない?
女:え?お腹でも空いたの!!冗談は止めて、マクガイバー!
マ:冗談なんかじゃないさ、さ、早くチョコレートを出して。
女:OK、、分かったわ、マクガイバー。最後の食事になるかもしれないから、よく味わうことね!
(女は、ポケットの中のチョコレートを、乱暴にマクガイバーに渡す)
マ:サンキュー、ただし、お腹が空いてるのは、こいつだけどね。
女:え??
(マクガイバーはチョコレートを硫酸が漏れ出している箇所に詰め込んでいくと、チョコレートはドロドロの粘性の高い物質になってタンクの傷を塞いでいく)
女:ホワッツ!!?どーいうことなの。説明して。
マ:種は簡単さ。チョコレートに含まれているボニャララという成分が、硫酸と反応し、ホニャニャニャという物質に変わって、凝固したというわけさ。

という風に、豊富な科学&化学的知識を活かして、色々な小道具を作り出すわけです。この創意工夫っぷりがもうしびれまくり。人生の師匠といってもいいくらい惹かれまくり。

マクガイバーに心酔するあまり、実生活で、何か困ったことが起きると、頭の中で、マクガイバーのテーマが鳴り響き、ニヤリとするようになりました。すっかり、ピンチを楽しむ体質なので、ピンチの時ほど、オレの出番が来たぜ!って思いがふつふつ沸いてきます。

こないだ、スカパー用のアンテナを取りつけたときも、そうでした

スカパーのアンテナは、南南西向きに取り付けなくてなりません。しかもアンテナは方角には結構シビアなので、正確に取りつけなくては映りません。こういうとき2人いると、ひとりはベランダに出てアンテナを微妙に動かし、室内のもうひとりがその映り具合をテレビを見ながら報告しつつ、アンテナの向きを探っていけるんですが、ひとりだと大変な作業です。下手するとベランダと室内を何十回と行
き来しなくてはなりません。そこでひとりで作業する場合は、ピンポイントで方角を分かってないとかなり苦労します。

アンテナが届いたのは夕方でした。日はすでに山の端に沈んでおり、位置は掴めません。もし日中ならば、太陽の位置とアナログの時計から、南を正確に知ることができますが(やり方は割愛)、その手段も使えません。困りました。

そーいうときにマクガイバー魂がフツフツ。(ここから、マクガイバーのデーマMIDIを聴きつつ読むと気分が出ます。文章もマクガイバー風にしてみた)

親父は昔、オレにこんなことを聞いてきた。
「悪友と磁石の共通点はなんだと思う?」
オレは「離れられないってこと」と答えると、親父は「そいつも悪くない答えだが、正解は、すぐに影響されて染まっちまうってことさ」
このときオレは、正解を聞いててよかったと思ったものさ。
うちにあるプラスドライバーは軽い磁気を帯びている。こいつで、縫い針の先をこすってやると、針も磁気を帯びる。こいつの下に、小さいプラスチック版を貼りつけ、水を張った小皿の上に浮かせる。これで簡単な方位磁石の完成だ。
これをベランダに持っていけば、正確に北と南が分かる。それさえ分かれば、南南西を割り出すことは、子供にだってできる。こうしてオレは、正確な方位にアンテナを取り付けることができたのさ。

ウソかまことか、身近な品々を工夫して問題を解決する手法を「マクガイバリズム」(MacGyverisms)と呼ぶらしい。ということは、僕はマクガイバリズムの信奉者ということになりますな!

下記の映像は、米国で放映されたマスターカードのCMです。マクガイバーの想い出、プライスレス!

営業の人に逆ギレされた件

先日、会社に電話があった。
「新商品の商品案内をFAXで送りたい」という。よくある話なので、FAX番号を教えると、今度は「担当者名を教えてくれ」という。

「社の規定で、社内の人間の名前をお伝えすることはできません」
「担当者様に確実に届けるためにも、名前を教えてください」
「然るべき人間の手に渡りますので、ご心配なく」
「担当者の名前を教えていただけないと、送れないんですけど!!」

えー。逆ギレされてしまいました。
たしか、FAX番号教えてくれ、と言ってきたのはそちら様ですよね?ちゃんと教えてあげましたよ?
FAX番号だけでも分かっただけでよし、とすべきではないんですか?
精一杯良心的な対応を取ったつもりなんですけど?

結局FAXは送られてきませんでした。

営業の電話ネタで、もいっこ。
最近は減りましたが、リゾートマンションの営業も頻繁にかかってきてました。

とにかくしつこくて、要らないと言っているのに、同じ人間から2~3時間おきにかかってくる。業を煮やした弊社スタッフが、「このような営業の電話が頻繁にかかってくることが、弊社の業務の妨げになっているのが分からないのか?絶対にうちの会社が御社から話を聞くことは無いので、電話先リストに入っているのであれば削除していただきたい」と懇々と伝えました。「はい、分かりました」とその営業は答え、弊社内には安堵の空気が流れました。これであのうっとおしい営業の電話から開放される、と。

ところが喜びもつかの間、次の日からその会社から営業の電話がかかってくるようになりました。
今度は別の人間から。

おい!かけてくる人間を変えればOKってことじゃあないぞ。
ほんと社名を出したいくらい憤っています。いい加減にしてくれ。

2007年度 この映画は一体誰が観に行くんだ!?大賞

2007年度 この映画は一体誰が観に行くんだ!?大賞  (破壊屋)

 しょーもない映画が好きなのです。
 誰もこの企画を止めようと思わなかったのか?これ絶対出演者の黒歴史になるよなど見終わった後に、満足感以外の感情(しかもネガティブ)が湧いてくるような映画を好んで観ます。根っからの地雷好きなんですな。

 いかレスラー、のように明らかにB級路線を狙っているのはダメで、頑張ったのに悲しい結果に終わってしまったような、ホームラン狙いで思い切り三振してしまったようなそんな映画じゃないとダメです。怒りを通り越して、笑うしかないような映画ならベストです。ふざけんな!金返せ!と思う映画は結構ありますが、怒りメーターが振り切れるまでの大物にはそうそう出会えません。

 というわけで、2007年も色々な映画がありましたが、上記のページはツッコミ満載の映画ランキングです。まぁ妥当な結果と言えるのではないでしょうか。特に1位(同票で2作品)は納得の結果ではないかなと。
 といっても、デビルマン級の大物はいなさそうで、ちょっと残念だったりします。あったらあったで、はらわたが煮えくり返ることになるので、精神衛生上はこれでよかったのではないでしょうか。

 もっとも今年映画館に足を運んだのは「大日本人」だけという寂しい映画ライフを送っている僕に、あーだこーだ言う資格はあるのか無いのか。

最後の最後でガリレオはファンタジーに成り下がった

注:以下は、12月17日にフジテレビ系列で放映された「ガリレオ 最終章 爆ぜる -後編-」に関しての記事です。ラストはもちろん内容についてかなり言及していますので、未見の方はご注意ください。

ガリレオは、久しくテレビドラマを見ていなかった僕が、何年かぶりにきちんと見たドラマだった。
原作はもちろん持っていて、期待半分・怖さ半分で第1話を見てみたら、これが実に面白い。ドライ過ぎるまでにドライな原作に、いい感じでウェットな要素(柴崎コウ)が注入され、ある面では原作を超えたのではないかとすら思った。そして大抵帰宅するのが9時10時の生活が、月曜日には仕事が終わってなくても必ず9時前に帰宅し、夕食をとりながら、妻と一緒にガリレオを見るのが恒例行事となった。

そして、第9・10話の「爆ぜる 前後編」を迎えることになる。

嫌な予感はあった。
第9話のラストに久米宏演じる木島博士が出てきて、一言二言、湯川と会話をするのだが、想像していたよりも演技が上手かった。上手いからこそ、おそらくずーっとこの調子で後編も演技するんだろうな、と思ってたら案の定、後編も重々しい感じで統一されていた。湯川との1ラウンド目も、警察で取調べを受けているときも、自分の罪を吐露しているときも、言葉と言葉の間にヘンな間を挟む口調は変わらず。重々しいけど、スカスカな大物ぶりに終始した。見てた人は大抵同じ感想を持つかもしれないけど、久米宏にラスボスとして憎憎しく思った?印象残ってないでしょ?

久米宏はミスキャストと思うけど、これすら些細な問題に過ぎない。
憤慨すべきは、9話・10話が「柴崎コウを福山雅治に抱きつかせる」というただ一点のみのために構成された話、ということだ。原作の世界観をぶち壊してやることなのか?それは?誰一人としてそんなことは望んでいない。

最後の茶番じみたヘンな爆弾や、お約束の爆弾解除シーンが存在することに激しく怒りを感じる。8話までの楽しい時間を返せ、というか、9・10話は欠番にしろくらいな勢いで怒っている。あれはひどい。

そもそもガリレオのコンセプトは、旧態依然としたトリックへのアンチテーゼである。これほどハイテクな世の中なのに、推理小説の犯人達はなんとローテクな手段を用いて犯罪をするのだろうか?

一見、超常現象のように見える奇怪な出来事に対して、ひたすら科学的アプローチで犯罪を立証する、それがガリレオの醍醐味であり魅力である。それはドラマ版であっても変わりはしない。むろんそこに誇張やウソは含まれているだろうが、フェアな精神は感じていた。だから毎週見ていたのである。

10話。湖のド真ん中で、大爆発を起こした事件。湯川博士は、通常のナトリウムではそのトリックは無理だと結論付ける。しかし被害者の藤川が研究していた「SUPER NAK」なる新型ナトリウムならそのトリックが可能という。実証するにもその現物が無い。そこで湯川は「藤川に完成できたんだ。俺達に作れないはずが無い」と言い、そして完成させ、実験に成功する・・・って、アホか!いくら天才でも、他人がやっと研究して完成させた金属を簡単に作れるんですか?この脚本書いた人は馬鹿ですか?

そしてラスト。
湯川の研究室に、木島博士が待っている。そこにやって来た湯川。
湯川は事件の真相を木島に語り、厳しく弾劾する。真相を暴かれた木島は、「君達の作る未来に嫉妬する」とか何とか言いながら研究室の片隅にかけてある布を取る。するとそこには、小柄な大人くらいの「核爆弾」とその横の椅子に拘束されている内海刑事の姿があった。

そして逃げ出す木島を追いかけもせず、爆弾を解除し始める湯川。半田ごて片手にPCからICを外したり、即興でプログラミングをしたり、フィボナッチ数列がどーのこーのという数式を解き始めたり、そーやって爆弾を次々と解除していく。最後に残されたのは赤と青のコード。好きな色は?と聞く湯川に、「ピンク」と答える内海。そして切ったコードは赤と青のコードの奥に隠されたピンクのコード。これで爆弾は無事解除され、安堵した様子で、湯川にもたれかかる内海刑事。The End。

最後の30分で、今まで築き上げてきたガリレオは脆くも崩壊してしまいました。
ほんと突っ込みどころ満載なんですが、まずあんな巨大な爆弾を木島は誰にもバレないように持ち込んだのか?ほんの数時間しかそんなことができる余裕も無いし、そもそも誰もいない研究室にどうやって入り込んだのか?いくらなんでも無理があり過ぎでしょうよ。湯川が来る前におびき出した内海刑事がやすやすと囚われの身になっているのは何でだろうか。少なくとも木島を怪しんでいるわけで、対面すればもちろん警戒するだろうし、不意打ちするにしても片や老人、片や現役の警察官。そんな簡単に捕まるとも思えない。

そして極め付けが爆弾の解除。基盤いじったり、即興でプログラミングしたり、湯川博士は物理学の権威であるけど、それってオールマイティってことじゃないでしょうよ。スーパーマン過ぎて失笑ですよ。映画インデペンデンス・デイで地球人が作ったウイルスでエイリアン軍が崩壊してしまったのと同等の無茶な設定。何の説得力も持ちやしねぇ。

9・10話で出てきた設定がほんとひどかった。
ミステリーで実は犯人がふたごの弟でしたって言うくらいアンフェア。
レッドマーキュリー?武器商人?スーパーナック?核爆弾?赤と青のコード?
原作にそんなトンデモ設定出てきてないじゃん。勝手に作るなよ。

はぁ?超常現象をファンタジーで解決しちゃったよ。
湯川博士には最後の最後まで理詰めで事件を解決して欲しかった。ただそれだけです。

笑熱大陸に見る、日本人の国民性の普遍性

・世の中どうしちゃったんだろうか?
 http://blog.kamikura.com/archives/60(kamikura.com Blog)

 とんねるずの「みなさんのおかげでした」12月13日放映分は、「笑熱大陸」としてTBSの「情熱大陸」のパロディ企画をやってました。ところが、それを真に受けている人がいたらしく、上記のブログ記事ではそのことについて触れられています。

 こうしたパロディものは、とんねるずの王道ともいえる企画ですので(仮面ノリダーもパロディですよね)、見る手としてはどれだけ(馬鹿馬鹿しく)パロれているかかをチェックするのが正しい見方とも言えますが、やはり信じてしまう人はいます。以前やった「葬式」なんてあまりに堂に入ったパロディぶりなので、しばらく半信半疑で見ていた記憶がありますが、案の定、信じてしまう人続出だったようで問い合わせ殺到だったようです。あれに比べれば、笑熱大陸はまだまだ甘いな、と思ったりします。

そういえば、盲腸で手術したときに嘘葬式をやってたけど、あれも爆笑したな。当時、それを本当だと思った人も多かったらしいので、最近どうかしちゃったというよりも、世間のお人好し加減は昔から変わってないのだろうが、こんな人たちはいろんな事に真っ先にだまされている人たちなんだろうね。

 先のブロク記事でもこのように締められていますが、思い出すのが、1976年に放映された「赤い運命」というドラマ。

 刑務所帰りの父を持ち苦労しまくってる健気な娘(山口百恵)と、何不自由なく育てられたイヤーな娘(秋野暢子)のふたりの女の子を軸にドラマが進んでいくんだけど、実はこのふたり、赤ん坊の頃、運命のいたずらで入れ替わっていたんですよ。
そんなことなど、全く知らない秋野暢子は、ドラマ中、山口百恵をいじめ倒していきます。

んで、プライベートで、秋野暢子が電車に乗っているとき、見知らぬおばさんが寄ってきて、「あなた、本当はあのうちの子供じゃないのよ」って親切にも教えてくれたそうです。おばさんの頭の中は、現実とドラマがごっちゃになっているのですな。

 Webが浸透して集合知がどうのこうのって言ってても、日本人のメンタリティってそんなに変わって無いのかもしれませんね。