カテゴリー : 2007年 11月

今更ながら逆転裁判4をやっている(ネタバレあり)


今更ながら、「逆転裁判4」をやっている。 たしか、3まではやっているはず。(なんでゲームって遊んだ記憶が残っていないのだろう)

今回の主人公は、それまでの成歩堂龍一に代わり、王泥喜法介(おどろきほうすけ)という新人弁護士が務める。が、全く別物ではなく、これまでのシリーズを汲んだものになっているので、旧来のファンはご安心を。 (以下、激しくネタバレを含みます。未プレイの人は気をつけてください)

 4話からなるエピソードで構成されていて、主人公はほぼ王泥喜法介が務め、4話目に劇中劇ともいうべきエピソードで成歩堂龍一が主人公になる。

 感想を言えば、2、3話目がタルい。やってても爽快感が無いというか。今までもめちゃくちゃなトリックとかあったけど、それを上回る好都合主義な展開を見せる。無理やりこじつけたような展開なので、どうしても「プレイ」ではなく「作業」になってくる。だから、タルい。

 ところが、4話目に入ると、実は1~4話は1本の糸で繋がっていることが分かり(第2話目はそんなに絡んでこないけど)、その無理やりな展開が実は壮大な伏線だったことが分かる。その複雑に絡まった糸が解けたときのカタルシスは、2、3話目でたまった鬱憤を払ってなお、お釣りが来ます。

 もし、2、3話目で、行き詰っている人がいれば、とりあえず4話目まで頑張って進めて、とアドバイスします。

スカパーで現在公開中の映画(単館系)を放送するらしい

DVDより早いPPV、スカパー!「もぎたて映画館」開設 (ITmedia)

主に上質な単館系映画を扱い、劇場公開と同タイミングもしくは上映終了直後に有料(PPV)放送する。放送チャンネルは、スカパー!およびスカパー!光のCh.174「パーフェクト チョイス」で、毎週金曜日の21時に初回放送を行い、週末には再放送も行う。料金は作品によって異なるが、劇場公開と同時の場合は1800円、DVD発売前の作品は800円から1500円を想定している。

 おお、これは嬉しいかも。
 単館系の映画って、見なきゃと思っている内に結局見逃してしまうパターンが多く、DVDで出ても気付かなかったりするので、良い企画ですね。(なんで今まで無かったんだろ?全国のニーズを足したら、そこそこビジネスとして成立しそうなのに)

  ただ、やはり料金が高いかなぁ。
 同時期に公開しているのに、映画館とスカパーとで価格設定が違っていたらまずい、という判断なんでしょうが、自宅で見る方が画面が小さいし、映画館の場所だって占有しないし、ってことでもうちょい割安にならんもんでしょうかね。1,000円くらいで。
(複数人で見るんだったら、割安か。。)

 今までに単館系で見た作品は、えびボクサーくらいだったりします。

現代用語の基礎知識に「アサヒる」が納められた件

「アサヒる」「初音ミク」「ローゼン麻生」、現代用語の基礎知識に (ITmedia)

表題に上がっている語句は聞いたことがあるので、まぁいいんですが、実際に収録されている語句の1割くらいしか分からなくて、愕然としました。Web業界の人間なのに。

でもひとつひとつ解説を読むと大体知ってたことなので、一安心。「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」という言葉に馴染みが無くても、ぬれ煎餅で一躍有名になった銚子電鉄のHPに書かれていたと言えば、あーあれか、と思い出す方もいるでしょう。そういうことです。

流行語と言うより、流行事(りゅうこうごと)と言った方がしっくり来るんじゃないかなーとは思いますが、まぁそんな言葉が掲載されていますが、その言葉の背後にある事柄も含めて確認してみてはいかがでしょうか。

「アサヒる」なんてその際たる例で、そもそもの経緯は、流行ってもいない「アベする」という言葉を紙面に出して、Webで叩かれたわけです。流行ってねーよ、また捏造か、と。

今までは個人が表立って、そういったメディアの情報操作に反論する手段を持ってなかったわけです。それがWebの登場により、個々人の声を元気玉的に集約して、「おかしくね?」と言える様になった。そういう変化を如実に表しているように思うのです。未だに、KY(笑)の中日新聞みたいなメディアもありますが。

1999年の流行語大賞に「ブッチホン」が選ばれたとき、「それって流行っていたっけ?」「もしかしたら東京では流行っていたのかな?(そのときは長崎にいたので)」「ビジネスマンの間では流行っていたのか?(そのときは畳職人だったので)」と色々と思い悩んだものです。「そんなの流行ってねーよ、と思っているのは自分くらいじゃないか」と悶々としたのを覚えています。それから10年も経たずして、「それっておかしくね?」とWebで発信して、日本中の共感を得ることができる時代になったってのは、感慨深いですね。

相対的に個人の情報発信力が強くなったってことは、嗜好の分散化が進んで、「国民的なんとか」(歌、流行語、グッズなど)ってやつが起こり得ない状況になったんでしょうね。逆に、嗜好による「国民的なんとか」ではなく、喜怒哀楽といった万人の共通する感情を媒介とする「国民的なんとか」(最近では、亀田叩きとかね)がメインストリームになっていくのではないだろうか。

嗜好の分散化でブームを煽ることが難しくなった反面、不祥事などで猛反発を食らうリスクはめちゃくちゃ上がった、ということか。世知辛いですな。

#「くやしいのう」って、元ネタは、はだしのゲンだったのか、てっきりシグルイだと思ってた。まだまだ精進が足らないようで。(何の精進?)

馴染みの会社が引っ越しした

・グーグルに負けない、楽しい「仕掛け」満載のミクシィ新オフィス初公開
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20360974,00.htm

・引っ越しました!-カヤック
http://www.kayac.com/event/move

過去に取材に行った会社が引越しした、というニュースをたまたま立て続けに知った。ミクシィの前オフィスは東急井の頭線・渋谷駅のある駅ビル「渋谷マークシティ」の上の方の階でしたな。そこの窓からは、Googleやネットイヤーが入っている「セルリアンタワー」が見えたという思い出があります。

カヤックは鎌倉の小町通り近くのビルで、その前を行き交う人達の大半が観光客という場所でした。良いところです。越したのは若宮大路を挟んで向かい側かな、たぶん。

ちなみに、カヤックのWeb制作チームとも言うべき、クーピーも今年春引っ越したばかりでしたね。ちなみに、こちらは東京・自由が丘で、1階は絵画の計り売りショップ「アートメーター」、2階がオフィスというおしゃれな一軒家です。今はなきアンナミラーズ自由が丘店の近くです。

さてさて、ミクシィ・カヤック、共に良いオフィスですな。両方とも和室があるのも、元畳職人としては喜ばしい限りです。大阪の制作会社「AID-DCC」も和室がありましたね。Googleかネットイヤーのどちらかにも和室があったよーな(うろ覚え)。

変わったところでは、メタフェイズ(東京・新宿)には相当大きな水槽がありました。下世話ながら維持費が大変だろうなと思った記憶があります。東京のIT企業は物件の紹介で結構お世話になっている(と思われる)東京オフィスには、可愛らしい犬がいました。

ドローイングアンドマニュアル(東京・奥沢)は地下1階がオフィス、1階がカフェ、2階はショップという作りで、自宅が近いこともあり、仕事以外でもちょくちょく通ってたりします。 大阪のQript(クリプト)のオフィスは土足厳禁ということで、入り口でスリッパに履き替えて中に入りました。

疑問を感じた求人企業のコピー

 転職サイトに登録していることもあって、求人情報が頻繁に来るのだが、その中に「ん?」と思ったのが、「2~3年でいいので手伝ってください」という求人コピー。 これを読んで、果たしてその会社で働きたいと思うのかどうか。少なくとも、僕は絶対にそこでは働きたくない、と思った。

(1)2~3年経って業務が落ち着いてきたらお払い箱になるかもしれない
(2)とにかく人手が必要なことが分かるので、入ったら激務が続くんだろうなー
(3)とにかく人手が必要なことが分かるので、入ったらとりあえず単純労働をガシガシさせられるんだろうなー。キャリアアップできるわけではなさそうだ。

 もちろん実際に入ってみたらすごく良い会社かもしれないし、僕が一方的に勘違いしている可能性は高い。
でも、2~3年でいいので手伝ってください、というのであれば、派遣社員を雇うべきではないのだろうか。急を要しているのであればなおさら。派遣会社にひと声かければ翌週、翌々週には人材がやってくるだろう。

 それをせずに一時的な使役のために従業員を雇うというのは、派遣会社を通すことによるコスト増が嫌なのか、はたまた、まだ忙しくないけどここ数ヶ月のうちにビッグウェーブが来そうなのでそれに備えておきたいだけなのか。 まぁどちらにしろ、そこで働こうとは思わないなー

畳職人は10年で、95%完成する

 IT業界が不人気、という話題は、IT業界にいるものとしてスルーしておくわけにはいかない。
 IT業界の問題点というよりも、視点を変えて、畳職人という古式ゆかしい業界にいた経験から、IT業界における技術者の立場について考えてみたいと思います。(もっとも技術者と職人を比べると言う前提自体、間違っているような気もしなくはないけど、職人はこういうキャリアプランで生きてますよ、ということを知ってもらえば幸いです)

 僕は、畳職人5年、Web業界5年、働いてきましたが、IT技術者と職人の「スキルの性質」は相当異なり、その最大の違いはスキルの上限レベルが決まっているかどうか、ではないかと思っています。

 職人(ここでは特に畳職人)の技術レベルのマックスをLv.100とした場合、学校に通うなり師匠について学ぶなりで5年も真面目に働けばLv.90くらいには普通に成長できます。実際、畳職人の経験5年で畳技能士2級の受験資格が与えられますので、5年でとりあえずは一人前と言えるでしょう。

 そして10年も仕事をすると、レアケース(茶室などのイレギュラーな規格、特注畳などの変わったリクエスト)にも何度か遭遇し経験値を積みつつ、畳作りの基本スキルの精度も上がってきますので、真っ当に仕事をしている職人であれば、Lv.95くらいになっています。10年経てば立派な畳職人な訳です。そして、残りの畳職人人生を賭して、Lv.100を目指していくことになります。

 10年でLv.95まで来たのに、あとレベルをたった5つ上げるために50年、60年かけることになりますので、大体Lv.95くらいになったらその後必死になってスキルを研鑽していく畳職人はいません。通常業務ではその必要も無いですしね。50年、60年かけてレベルを5つ上げるという修行にも似た作業に耐えられる人のみが名人という称号を得ることができるのです。

 なぜスキルの上限レベルが決まっているのか?それはクリエイティブな要素が全くないからです。正解がひとつしかない、と言ってもいいかもしれません。畳職人の仕事は、間取りに合う畳を作ることだけですので、隙間無くピッタリ収まればそれが正解なのです。

 さて一方、IT業界ですが、こちらは仕事に正解はありません。お客さんのニーズを解決する、というお題目が与えられていますが、これが正解だ!というものはありません。正解が分からない中、ベストを求められるのは相当プレッシャーがかかる仕事だと思います。しかもまずいことに職人気質は限りなく正解を目指してしまいます。山を越えて、その先に高い山が現れたとしても、心が折れずにまっさらな気持ちで挑んでいけるその生き甲斐を見出すことができることが出来る人のみがIT業界で生き残れるのではないだろうかと思います。

 全然比較になっていませんが、IT業界は仕事の「枠」が不明瞭なんでしょうな。人月でコストを計算することから見つめ直さないといけないのではないでしょうか。

 

MLがMLとして機能しないGoogle Appsはめちゃくちゃ不便

勤務先が、Google Appsに切り替えた。

Google Appsは任意のドメインで、Gmailが使えるようになるサービスです。もちろん、POP受信できるので今までどおりのメールソフトでも送受信できるし、特に不満はありません、1点を除いては。

Google Appsの最大且つ致命的な欠点。

それは”自分が投げたMLは自分に送られてこない”こと。

何が困るかというと、

(1)自分が投げたメールがちゃんとMLに投稿できているか確認できない。

(2)自分が投げた投稿に対して返信が出来ない。自分の投稿に対して補足説明したいときにめちゃくちゃ不便。

(3)MLに欠番(自分の投げた分は送られてこないので)ができるため、内容確認をしづらい。

どーいうことかというと、「[ML:0052]のことについて聞きたいんですが」と同僚に聞かれても、その番号が欠番になっているのですぐに確認が出来ない。

欠番ということは自分が投げた投稿なので、送信箱に投稿の本文自体は残っているけど、番号が振られているわけではないので結構頻繁にMLに投稿している場合、どの投稿について聞かれているのか分からない。

結局、「ごめーん、何時何分くらいに投げたメールだっけ?」と逆質問する羽目になる。全く馬鹿馬鹿しい。 ビジネスユースだとこういう仕様は致命的だと思うし、早急に改善してもらいたいと切に願う次第です。

(参考記事)第1回 企業向けに多機能の有料版,浸透はこれから – Gmailは企業で使えるか (ITpro)

AviUtlがマルチスレッドに対応した!

動画編集ソフト「AviUtl」が実に4年ぶりにバージョンアップされました。
色々な動画編集ソフトを使ってみましたが、「AviUtl」に勝るソフトはありませんでした。正直もう更新されることはないと諦めていたので、嬉しさもひとしおです。

今回の目玉は「マルチスレッド」に対応したこと。この機能を長年待ち望んでいたんです!
ここでマルチスレッドとは何?何がそんなにすごいの?って人に解説すると、最近のCPUは大抵複数のCPUを持っています。1個のCPUの中に2個のCPUが入っているのです(4つ入っているものもある)。
これをマルチコアと言いますが、これにより作業を分担させて使うことができます。たとえば、右脳と左脳で別々の作業をさせることができるわけで、左脳では計算やっているけど、右脳では絵を描いているみたいに同時並行で作業をすることができます。そのため、片方の負荷がグワッと上がったとしても、システム全体が固まってしまう事態を避けることができるのです。

通常は別々の作業をさせるためのマルチコアですが、共同作業をさせて2倍の効率を得ようというのがマルチスレッドです。右脳でも左脳でも計算問題をやらせて1/2の時間で完了させましょうってことです。 ただ、マルチスレッドになったからといって、すわエンコードの時間が1/2になるというわけではありませんが、それでも、下記ページの話だと2/3くらいには短縮されたようですね。

AviUtlが4年ぶりに更新され、マルチスレッドに対応 (教えて君.net)

ECサイトでパーマリンクが無いってどういうこと?

先日、CMSを提供しているという会社の方とお会いした。
ECサイトにもCMSを導入した実績があるとのことで、詳しく話を聞いてみると、Flashと(CMSから吐き出される)xmlを組み合わせて、ECサイトを構築している。

実際にそのECサイトを見せてもらったが、よく見かける一般的な作りをしていた。表組みに商品画像とそれに付随するちょっとした商品説明があり、商品画像をクリックするとその個別商品ページに飛ぶ。

たしかにごく普通のECサイトなのだが、それがオールFlashなのである。ページ内の遷移は全てFlashコンテンツ内で行われるため、カテゴリーページはおろか、個別商品ページでさえもパーマリンクは設定されていない。

見せてもらったECサイトは一般消費者がターゲットではなく、主に法人が対象となるような商品を扱っていた。それならば尚更、個別商品にパーマリンクが設定されていないとダメなんじゃない。

社内で検討するときなど、商品Aと商品Bのスペックを比較するということもあるはずだし、商品ページのURLを上司に伝えて、「この商品なんですが、どうでしょうか?」と相談することもあるだろう。パーマリンクを共有できない時点で、このサイトを去っていく人は存外多いのではないだろうか。

「トップページから、Aカテゴリーページに行ってもらって、そのページの上から3つ目のXって商品か、それともBカテゴリーの上から5つめのYがいいと思います」みたいな説明を客にいちいち強いるつもりなのだろうか。

ECにおける優先順位って↓こんな具合じゃない?
パーマリンクによる利便性 >>> Flashによる表現力
担当者は「どうですか!すごいでしょ!」と誇らしげだったが、「個別ページに内包する形でFlashが使われているならまだしも、ECサイトでパーマリンクが無いってないわー」とはさすがに気の毒すぎて言えなかった。
(Flashコンテンツでも擬似的にパーマリンクを設定する技とかあるわけだし、それを知らない時点で終わっている感)